「エマ」「ジェーンに何が起こったか?」
2008年 03月 30日
ジェーン・オースティン原作の「エマ」の映画化作品。小説はかなり苦手な感じだったのですが、私の好きなユアンが出演していることだし、もしかして映画で見ると楽しいかも?と思い、かなり期待して見たのですが・・・やっぱりダメでした。私は”エマ”さんが嫌いです。グウィネス・パルトロウは美人ではないのですが、スタイルがとっても美しく、この時代の衣装をとてもかわいらしく着こなしています。ただ、私が原作で持ったエマのイメージよりちょっと歳が上に見えました。原作ではもっともっと若く、天真爛漫で若気の至り、というのが強調されていたかなー、と。ナイトリーさんは顔は美男という風には見えませんが(失礼)やはり体のラインや身のこなしが美しい。立派な紳士に見えました。が。ユアンは紳士に見えませんでした!フランク・チャーチルという役のいかがわしさは表現できていたかと思いますが・・・やはり彼は姿勢が悪いかなあ。また(!)歌を歌うシーンがあったので、笑えました。
淀川さんが褒めているのか貶しているのかよくわからないことを書いておられる(でもかなり真実をついていると思う。)批評文はこちら。女の私もややあくびでした。
「何がジェーンに起こったか?」(1962年)ベティ・デイビス、ジョーン・クロフォード共演
エマとはうってかわって白黒映画。そして骨太作品。超有名な作品なのであれこれ書くのもなんですが、やはり凄かった。ラストはちょっと前に見た「サンセット大通り」を思い出した。「サンセット大通り」の方が正統派、かな、とそれを見て思い、映画の作品紹介でB級作品的に扱われていた訳も納得しました。逆に言うとラストが惜しかったかなあ、と思います。