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-大好きなことと腹立たしきことを発散すべくつぶやくブログ-


by chatttenoire
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ジェフさーーん!!!!

 わーん!!!すごいです!!!ジェフさんが優勝しました!!!!
 手が震えている・・・すごい男子の戦いでした・・・。6分間練習の後、リンクから上がってくる時にジェフさんがとってもリラックスしたいい顔をしていたんですよね。荒川さんのオリンピックの時のように・・・。
 まずは最終グループの2つ前のグループに入っていたロシアのヴォロノフがクリーンないい演技をして(やったね!でも最近の彼の雰囲気はあんまり好きじゃない。不良っぽい。)、誰がヴォロノフの上に行くだろう?って感じで、彼と同じく最近のジュニアでメダルをとったパトリック・チャン、小塚君、キャリエールが全員彼を抜けなくって、最終グループ前のグループではケヴィン・ヴァン・デル・ペレンが唯一いい演技をして(フリーではなんと3位だった!)、そんな雰囲気の後いよいよ迎えた最終グループ。
 トマーシュがまずすっごいことになってしまって、私のドキドキは一気に高まりました。きっと見ていた誰もがそうでしょう。こんな場面を見てしまったらその後滑る選手はもちろんコーチだって正気でいられないかも。
 次に滑ったジョニー。百戦錬磨な風情のコーチとペトレンコに送られて・・・JSPORTSでは樋口さんがちょっと盛り上がりに欠けるプログラムだった、なんておっしゃられましたが・・・私は彼と一緒に緊張しながら、かなり感動して見ていました。元田村選手(解説者)も似たようなことを言っていましたが、こういう大舞台でこんなにしっかりフリーを滑るジョニーは初めてだし、後から振り返ってみると、トマーシュの後にこれだけまとめることができたのは立派!終わった後すぐに、彼は今年ついにメダルが取れるかも?と一瞬思ったのですが、前述の樋口さんのコメントでやっぱり無理か・・・と思って見ていましたら・・・
 次の高橋君・・・。四回転がきれいに決まったのを見た時にはイェイ!と思ったものの、次の四回転でミス、トリプルアクセルを飛ぶ態勢の前に、お昼過ぎにフジでやってたショートの放送を一瞬見た時に、本田君が”ここにきて彼のトリプルアクセルは軸が曲がっている(という表現だったか?)”とかいうことを言っていたことを思い出して不吉な気分になっていたら・・・その通りになってしまった!最後のコンビネーションを飛んだ後すぐに元田村選手がこれはまずい、と言って”?”と思っていたら・・・去年のヨナちゃんと同じ過ちですね。同じジャンプを続けて飛んだらシークエンスになってしまう、とかなんとか。コンビネーションを織田君のように4つ飛んだら私にもすぐにわかるのですが、こういう間違いはパッと思いつかないです。さすが、元田村選手、現在の田村コーチ。今回の世界選手権はヨーロッパ開催のとっても独特な雰囲気でした。日本はユーロではなく、四大陸側なんだなー、となんだか思い知らされる世界選手権でしたが、高橋君にとって結構きつい雰囲気だったんじゃないでしょうか。きっと来年の方がもっとやりやすいんじゃないかと思います。プログラムも来年に期待。
 そんな高橋君のショックの後に堂々とした風情で登場したランビエール。もうランビエールのものでしょう!と思っていたら・・・あちゃー!ランビエールまで!・・・完全な自爆大会と化してきました。お互いがお互いを強いと思い合って、相手を想像以上に強くしすぎて自滅していくみたいな・・・。ランビエールはそうじゃなくて単に調子が悪かっただけかもしれませんが。最後を飾る素晴らしいフラメンコが見たかった・・・。
 ラスト二人、またもや堂々と登場したジュベール。顔つきが落ち着いています。見ているこちらも急速に落ち着いてくるような・・・。コーチも古武士のような風情で見送ります・・・。途中、元田村選手が「勝ち方を知っていますね」と言っていましたが、もうそんな感じ。しかし、東京と同じく省エネプログラムです。東京の時は高橋選手の前に省エネプログラムを滑って彼を舐めていましたが、今日の場合は次のジェフリーさんを舐めていました。完全に。しかし、私も同じくジェフリーさんを舐めていましたよ。もちろん願望と可能性は充分に感じていましたが、ジェフリーさんがトリプルアクセルを2本完璧にそろえることはあんまりないですし。四回転は予定していない、という話が6分間練習の時にすでにあって、なんとなくほっとしていました。彼はこの四回転を巡る争いからは最初からはずれている・・・。東京の時と同じく最終滑走のアララト・・・。綺麗なアララトが見たい・・・
 いやー、願ったとおりの美しいアララトでした・・・。これまで色々あった最終グループのあれこれが全て洗い流されていくような・・・。最後は私もテレビの前で拍手しました。JSPORTSではどうでしょうねー、ジェフさんがもしかして・・・みたいなことをプログラム中から言っていましたが、得点を待つ間にフジにチェンジしてみたら、荒川さんがしっかりその辺のことをコメントしている様子でしたね。ジェフさん、優勝!(落ち着いてきたので余談を挟む余裕があるのですが、確かジェフさんはコーチ二人制でアルトゥニアンコーチも一緒にいつも座っていたと思うのですが、アルトゥニアンさんはどうしたのでしょう?体の具合でも悪いのでしょうか?誰か教えてー。追記:ふと思いついたのだけども、アルトゥニアンさんってアルメニア人って聞いたことがあるような気がするのですが、気のせいでしょうか。もしそうならば、アララトを選んだのはアルトゥニアンさんが少し絡んでいたり?深読みしすぎでしょうか。)キス&クライ、表彰台のジェフさんはとってもかわいらしかった。国家を歌いながら少し涙ぐんでいる様子にこちらも感無量。
 最後にもう一つ余談。「アララトの聖母」をもう一度見たくなってきました。結構重い映画なので気は重いですが、イサム・ノグチの本でアーシル・ゴーキーについて前よりは少し多く知識がありますし、今見たらまた違う感想があるでしょう。
Commented by yukiot512 at 2008-03-25 01:22
こんばんはー!!
男子フリーで抜け殻になってました。
ステファンが・・・(涙)
今回は波乱が多かったですね~~
スカパーの解説が座談会みたいでよかったです(笑)
Commented by chatttenoire at 2008-03-26 00:40
yukiotさん。
すごい試合でしたねー。もう何もかもがすごかった。あの日は興奮して明け方まで起きていました。
スカパーの解説、良かったですねー。でもフジの荒川さん&本田君の解説も聞きたかった。荒川さん、JSPORTSに出てほしいのだけどなー。無理ですね。
ランビエールは残念でしたねー。
Commented by トモトモ at 2008-03-26 18:22 x
今回はヨーロッパ開催、日本は四大陸側、次回はロス…なるほどね、そういう視点もあるのか!と思いました。
そういえば今回コストナーが調子よかったのも、移動が楽だったのでは、みたいなコメントを聞いた気がしました。

しかそれにしても本当にいろいろと熱い大会でしたね。
またいろいろ課題も見えたというか…
私個人は、小塚くんのSP、ジョニーのSP、ヨナヨナちゃんのフリー、ペア金のエキシが印象深かったです。
ミュージカル『ミス・サイゴン』のストーリーは私は嫌いなのですが(^^;)、キム・ヨナが滑るといいというか、いいプログラムだったなと私は思っていて…今回もとてもがんばっているように見えました。
お衣装の問題は同感なのですが(^^)。
でもやはり故障を完治させて、万全の状態で滑ってもらいたいですよね…

世界選手権って、タイトル取りってこともあるんですが、
シーズン最後の試合なので、そのプログラムの見納めって部分も大きいですよね。
ランビエールのフラメンコ、これが最後で、最後がこれか…と涙しましたよ私…

でも、さらに、もっといいスケートを目指して…
観続けていきたいです。
Commented by chatttenoire at 2008-03-26 23:51
トモトモさんへ~。
アメリカ開催はそれはそれで異様な雰囲気になるとは思いますが、ヨーロッパよりわかりやすいかなー、と勝手に想像しています。スウェーデン開催ってなぜ?なんて失礼なことを思っていたのですが、実はかなりのフィギュア伝統国だったということについ最近気がつきました。サルコウジャンプのサルコウさんもスウェーデンの偉大なスケーターだったみたいで・・・。スウェーデン開催の世界選手権の回数も日本よりも多いみたいだし・・・なるほどー、この大会のおしゃれ感は伝統から来てるんだなー、と感心しました。
ヨナちゃんのミス・サイゴン、良かったですかー?そうなんですよねー、結構いいプログラムだと思うのですが・・・なにせヨナちゃんが勝負の土俵にあがってない感じだったので、そこが残念でしたが、ミス・サイゴンというストーリー的にはちょっと力が抜けている感じがぴったりだったかもしれないかなあ・・・。ランビエールは残念でしたねー。「アララト」&「フラメンコ」は私の中で2大芸術的プログラムだったのですが、ここへきて明暗分かれてしまいました。ランビエールも体の調子が悪いみたいですね。でも来シーズンの新しいプログラムが楽しみです。
Commented by usausa at 2008-04-21 14:13 x
これまでずっと応援していたので、バトル選手のワールド初優勝に思わずうれし泣き。歴代男子シングル選手の中で、完璧に滑れたら1番美しいのではないかと思っていました。ほぼパーフェクトなアララト。問題点もありますが、新採点法式になっていて本当によかったです。久しぶりに感動しました。

物悲しいプロローグ。トルコ政府だけが認めていない、アルメニア人大虐殺。歴史の闇に葬られてきたために、虐殺に抵抗して亡くなった父親が「英雄」か「テロリスト」か分からず、苦悩する青年と人々の物語。

エキゾチックな音楽。アラブで少数派のキリスト教徒、アルメニア人の聖地であるアララト山。青年が父の死の真実を求め、アララトへ旅立って得るものは…。

FPのクライマックス、フィニッシュまで、映画を知っているだけに目を離せませんでした。曲の解釈、振り付けが素晴らしかった。
今後も健康に留意して、バンクーバーまで是非好調を維持してほしいです。あと、衣装もアララトみたいな正統派王子様系でお願いしたい。
個人的には、ラフマニノフを端整に滑る姿が見てみたいですね。
☆*・.。・★バトル選手、本当におめでとう★。.・☆*


Commented by chatttenoire at 2008-04-22 23:46
usausaさんへ。
バトル選手、良かったですねー。彼は確かに新採点の申し子的に語られることが多いですが、旧の方でプログラムを作ったらもっともっと滑りの美しさが際立つようなプログラムになるんじゃないかと思うので、そうだったらどうだろう、とも思います。
アララトは私も見たのですが、プログラムに映画のフィニッシュが重なっていましたっけ?フィニッシュに向けた音楽のフレーズは映画ラスト近くに登場する緊張の場面で使われていたものじゃなかったでしたっけ?イマイチ記憶があやしいです。私は現代の彼の話よりも画家についての部分が強く印象に残りました。だからバトル選手の演技はてっきり画家を表現しているものだと勝手に思い込んでいました。もう一度ちゃんと見たい映画です。
by chatttenoire | 2008-03-23 02:00 | フィギュア・スケート | Comments(6)