ジェイ・チョウを探して
2006年 06月 19日
”ジェイ・チョウ”がアイコン化された世界の人でないとわかりにく感覚に満ちた映画だとは思うのですが、まあ、有名人なんでしょうよ、ということで見るしかありません。ただし、”ジェイ・チョウ”という存在がどんな意味を持つのか、失恋した女の子が彼との思い出の曲を探して色々な人に巡り合う話のキーとしてその”ジェイの”曲が使われているわけですが、それはどの位クールなことなのか、クールを目指しているのであろうことがわかるだけに、そこまでの説得力をその歌自体に感じられなかったのが残念。歌詞をよく読めば印象が変わるかもしれませんが。
映画の内容は色々なものを寄せ集めて盗んだ感じ。例えば、特に最初の頃の赤っぽい映像は&不思議でかわいらしい雰囲気は「アメリ」に似ているなー、と思ったし、内向的な複数の登場人物達が複雑に絡む軽い恋愛話のタッチはウォン・カーウェイ映画に似ているし、ヒロイン嬢の微妙な雰囲気はそのカーウェイ映画の女性の型落ち版のようでもあるし、これは自信がないけど、「地下鉄のザジ」を思い出すような感じもあったような気がした。つまり題名の印象どおり、少しおしゃれを狙った、しかしつたなくストレートすぎておしゃれになりきれない感じ。
登場人物の中に、メガネにぼさぼさ頭の冴えない感じの男性が・・・しかしどこかで見たことあるような・・・と思ったらショーン・ユーだった!とすると5枚もDVDが並んでいたのはショーン狙いもあったのか。ジェイはおもしろフィギュアにて要所要所で存在を主張。最後にはご本人が直々に登場。とその前にもたくさんのジェイ・シーンがありました。このシーンが一番怪しくて面白かったです。
そういえば・・・昨日実家でケーブルテレビを見ていたらMTVビデオミュージックアワードとかいうものをやっていました。セブンがいいステージを繰り広げたとかいうことで話題になっていたものでしたが、それよりもマイケルが突然登場したことで全国的には話題になっていましたが。セブンのステージを見られるチャンス!と見続けていたのですが、登場しなかったー。前の方で登場したのですね。そのセブンが賞をもらったアジア・ビズとかいう賞の受賞者の一人にジェイの名前がコールされて、少しびっくり。もちろん会場にきているはずもなく、ビデオレター。そこそこぺらぺら日本語をしゃべっていました。コンサートでもそういえば結構しゃべっていたのだった。
サッカーは残念。だけど、もっと点を取られて負けると思っていたから随分頑張ったなー、と思いました。アルゼンチン対セルビア・モンテネグロを見ている時なんて、こんな風にもし日本が・・・と思ってハラハラしてしまいましたから。
>説得力をその歌自体に感じられなかった
確かに・・・。曲だけは探して聴いてみましたが、私もそれほどピンと来ませんでした。曲のみの感想ではありますが。(^^;)
他にも何だかんだと掘り起こしては聴いていますが、この映画の曲然り、彼は幅広いタイプの曲を作る職業的な作曲家なんだなーと思いました。そういう観点から見るとこの映画の曲も発見があるのかもしれませんが・・・。
思いつくまま適当なことを書いていますが、映画はそれほど悪いものではなくてむしろいい部類だったんじゃないかとも思います。ただ私は失恋を引き摺る方ではないのでそういう話は好みではなかったというだけだと思います・・。曲も例えば「七里香」は音楽だけだと好きじゃなかったのですが歌詞を調べてみると結構好きになったみたいに(mayuさんも最近たくさん書かれていますね!→http://d.hatena.ne.jp/QianChong/20040821
こちらもぜひご覧あれ。)使われている音楽をよく調べてみると面白い発見がゴロゴロあると思いますね。ウォン・カーウェイ的映画にジェイの音楽がかぶるところを見るのは刺激的でした。
おお?それは意外です。てっきり破綻したアイドル映画だと思い込んでおりました・・・。反省・・・。(^^;)
>ウォン・カーウェイ的映画にジェイの音楽がかぶる
ちょっと想像できなくて興味が湧いてきています。(^^)
例のサイトさん、ご紹介ありがとうございました。すごく丁寧に解説して下さっていて発見多数、読みごたえがありましたー。
アイドル映画、というのとは違うと思うのですが、実はアイドル映画なのだろうか??ミニシアター系だと思っていましたが。
ただし、ジェイのビジュアルはよくありません。こちらは最悪の部類です。