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-大好きなことと腹立たしきことを発散すべくつぶやくブログ-


by chatttenoire
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「下妻物語」&「メゾン・ド・ヒミコ」&「チルソクの夏」

 先週末より日本映画3本立て続け。「下妻物語」と「メゾン・ド・ヒミコ」はレンタル。「チルソクの夏」はBS放映を見ました。するとテレビで「下妻物語」の放映がされていて、アレッ??って感じでした。
 「下妻物語」は映画館で上映されていた時から見に行きたいなー、と思っていたのですがぼんやりしているうちに上映が終わっていました。深田恭子のヒラヒラおりぼん衣装を見ただけで、これは面白そう、と思えていたのですが、見てみると実際むちゃくちゃハマッテイテ面白かった。彼女のロリータファッションへのこだわりもそうだし、ヤンキーさんの特攻服へのこだわり、それぞれ極端ではあるものの、こういう細分化されたこだわりの中で現代人って生きているよなー、とそれを考えるとほんの少し気持ちが滅入りました。しかし映画全体の感覚、感性が心地よく爽やかで、ほとんど気になりませんでした。それよりも言うまでもありませんがこの映画の世界観の根底に”田舎の生活”、というものがあって、それを描く感覚に同じく田舎で暮らすモノとしてとても共感を覚える何かがあったのでした。田舎を内側から描きながらも外側からの客観的な視線を失わない、しかし同じ目線に降りているような視点の妙があったからかも。
 「下妻物語」でも突然アニメがはじまってびっくりしたのだけど、「メゾン・ド・ヒミコ」でもごく一部いきなりアニメがはじまって最近はこういうのが流行?と思ってしまった。その「メゾン・ド・ヒミコ」、見終わった後、少し脱力しました。映画館だと大きな音響なので問題ないのかもしれませんが、音楽に比べると声がとてもぼそぼそしていていほとんど聞き取れなかったー。しかしその言い回しの独特なメゾンの男性達(もちろん中でも特にヒミコ)の声は思いっきり耳に残り、うなされそうになったー。というのはやや大袈裟ですが、少し毒気に当りました。それから、オダギリジョーを見直しました。男前だったのねー、と。監督は「ジョゼと虎と魚たち」と同じ犬童一心。ジョゼの時は妻夫木を見直したな~、というわけで(若い男優を魅力的に撮る事ができる監督!)、こういうテーマの映画だし、もしや監督はそちらのお方??なんて変な勘ぐりを。オダギリジョーさんのパンツ(ズボンといいましょうか)のお尻のラインに目がいくように作られた映像。あれを仕立てた人は誰!?そしてほんの少しヒラヒラしているシャツを見てウムムム・・・と唸ってしまいました。絶妙ですわよ。まあやるからにはそう見えなきゃダメなわけですから。「純情きらり」の冬吾さんはエロ社長役。エロと言っても突き抜けた変人的エロ。彼がオダギリジョーに誘われるシーンは圧巻でした。柴咲コウは可もなく不可もなく、という感じ。てっきり彼女の演じた沙織が主人公だと思っていたけど、名前はオダギリジョーがトップなのでそれは少し疑問。そうだっけ?そんな映画だっけ?
 「チルソクの夏」にも「純情きらり」組の出演。誰でしょう?それは達彦さんです。という情報を聞いて、録画したものの消そうかな、と思っていたこの映画をノコノコと見たのでした。達彦さんの出番はほとんどありません。しかもいがぐり頭なので達彦さんと理解するのに少し時間がかかりましたが(聞いてないときっとわからない)、昔の高校生の感じが出ているような気がした。内容は・・・文通をしただけで”付き合っている”ということになってあれこれと親たちに反対される彼女と彼を見て、ウチでもきっとこういう状況下だと同じ反応だったろうなー、と思いながら見ました。この韓国の情報で溢れた今になってようやく韓国アレルギーも少し収まってきたような感じがありますが。高校生役の女の子達がとても魅力的だった一方、ほとんど出番もないので仕方ないと思いつつも、大人編の女優さん達が残念。もう少しなんとかできなかったものか。
by chatttenoire | 2006-06-01 23:58 | 映画 | Comments(0)