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-大好きなことと腹立たしきことを発散すべくつぶやくブログ-


by chatttenoire
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韓国ドラマ「傲慢と偏見」

 「傲慢と偏見」を見終わりました。
 以下、ねたばれありです。(結果的にねたばれほとんどなし。)
 最初の数話を見た時点で、このドラマを見たらチェ・ミンスの声や台詞の調子ばかりに耳に残り、ドラマを見ても彼の声しか聞こえない、という時点で、この役者は恐ろしい、というか、ガラスの仮面の北島マヤみたいに(嵐が丘のエピソードの時でしたっけ?)共演者を食ってしまう悪い役者だなあ、と思った。彼の登場シーンが多ければ多いほどこういう結果になることは目に見えているのに、なぜこんなに彼が出ずっぱりになったのか。彼が出ないと面白くないと判断されて出番が増えたのか?「砂時計」を見たことがないのだけど、多分彼の恐ろしさを知っているキム・ジョンハク監督は「大王四神記」「シンイ」で要点要点しか彼を登場させていない。私が彼を初めて見たのは「漢江ブルース」だったのだけど、やはり主役男優を食っていた。このドラマのこの役、彼の得意分野だろう。楽しすぎてたまらなかっただろう。正統派ヒーローではなく、ガンダムのシャアみたいなポジションの役は彼にははまり役だ。それに対する正統派ヒーローを演じるク・ドンチ演じる役者さんは、真中感が少し乏しかったため、ほんの少し埋没したような感があったけれども、この埋没した感によってこのドラマは逆に渋くなったとも言えるかも。そう思うとチェ・ミンスはやはりもう少し抑えた方が面白かったと思うなあ。ハン・ヨルムを演じる女優さん、どこかで見たことがあると思っていたらハイキックに出ていた!ハイキックの情けない感じよりもテンポよく、”今”の味を出していた。そしてどこかエロティックな雰囲気のある女優さんだ。
 ドラマの内容としては、巨悪を倒したと思っても別の巨悪が生き残っていて・・・という感じはよくあるタイプの話で、それでも劇中にムン・ヒマンがク・ドンチに言う台詞、「あなたは強くて悪い奴を捕まえていると思っているだろうけど、強い奴は決して捕まえることができない。捕まえることができた奴はあなたより弱い奴なのだ。」という台詞には唸った。あの辺りがこのドラマのピークだったかも。記憶が古くて見当違いかもしれないけど、このドラマを見ながら「弁護士たち」という韓ドラを時々思い出した。いいドラマだったなあ、と記憶しているが細部は覚えていない。懐かしい。
by chatttenoire | 2015-06-08 01:08 | 韓国ドラマ | Comments(0)