以下、まぜこぜ感想。
長野は遠すぎましたが、観戦前に善光寺参りをして楽しみました。思った以上にいいお寺だった。お蕎麦も食べました。おいしかった~。
まずはアイスダンスのコンパルソリーから。ロシアのドムニナ&シャバリンが出場しないことになってしまい、そうかもな、とも思っていたのでまあそうか、とも思ったもののやはり残念で、今回いまいちテンションが上がりきらなかったのはそのせいだったかもしれません。ロシアのボブロワ&ソロビエフ組。昨年に引き続きNHK杯に出場。昨季は私が思っているほど得点が出なくて、う~ん・・・という感じだったのですが、今回のNHK杯では得点が割と出て・・・オリンピックに出られるかも??あと、お気に入りの中国組が出場していて、リード組を上回ったのにびっくりした!でも確かに良かった。男子の体のラインが本当にカッコイイ。そして・・・フリー後にはウクライナ組にまで勝っている!ダンスの今頃の結果は全くあてにならないらしいけど(by木戸さん)、昨季はそんな様子のかけらもなかったから、うれしい。そして、最後の二組。せめてコンパルソリーだけでもカー姉弟にがんばってほしかったけど、チャーリーたちの方が上だった。カー姉弟はがんばりがからまわりしているようだった。
次。ペアは高橋&トラン組の前に帰ってきたかったのだけど、少し遅くて見ることができませんでした。ペアのハイライトはやはり川口&スミルノフ組。ペアのみならず金曜日のハイライトと言ってもよいでしょう。川口さんのオリンピックへの覚悟というか気合がガンガン伝わってきました。ジャンプでぴたっと二人と音楽が合った時にはテンションが上がったー。そしてソロスピンでも拍手が起きるくらいぴったり合っていた。しかし・・・ペアスピンはゆるゆるで長く、間延びし少し残念なラスト。演技後スタンディングオベーションが起きていたけど、プログラムの曲のつなぎ方とか、ラストの感じとか、微妙だなあと思った。ラストのパン&トンは一転、プログラムが素晴らしい。演技はまだこなれてない感じだったけど、もっともっと良くなる予感。川口&スミルノフ組はプログラムで負けていると思いました。でも川口さんの気合はプログラムの出来不出来なんて吹っ飛ばす勢いでしょうか?
お次は男子。NHK杯、昨年からスケジュールが変わったのですが、つめこみすぎで疲れます。この日も競技の間にどれほども間があいていない。なのでペアが犠牲になってしまったのです。男子は犠牲にできません。なにせ第1グループから豪華豪華。第1グループの練習では村上選手のコーチのモロゾフと高橋選手が至近距離。うわーとこちらがあせってしまう感じです。色々大変だと思うけどそんなことを気にしてたらやってられない業界なんでしょう。高橋選手はストレートラインステップの時点で、ちょっと怪しいなー、と思っていたのです。転びそうでおとなしめなのかなあと思っていたら、サーキュラーステップに入った時に爆発。うわー、緩急をつけてただけなのかー?と思ったところで転んだー!!一緒に見ていた妹はいやにへこんでしまったのですが、それほどへこむことかー?と私はそれほどまでには感じませんでしたが・・・。どうなんでしょう。演技終了後、リンクにプレゼントや花がたくさん降ってきて、韓国のグランプリファイナルが彷彿とされました。ジョニーのストレートラインステップの前のキャー!とか、ジュベールへのキャー!とかも、段々韓国に近づいてきたかな?と思ったのですが、帰りに韓国人の集団に遭遇して、韓国からの観客率が高まっただけだったのかも?なんてことも思いました。でもやっぱりこの日は二人が良かったです。アボットさんは昨年までのきらびやかなプログラム&衣装の方が私は好きでした。コーチ変更後、小塚選手同様、玄人好み系になってしまった感じ。
最後の女子。いつのまにか猛烈な安藤選手ファンになってしまった妹はそわそわしっぱなしでした。そして結果にがっくりきていましたが・・・”ジャンプの安藤ではなくて表現力の安藤”をNHKも繰り返していましたが、本当にそれを感じました。手を合わせて天井を仰ぎ見るその一瞬のしぐさ、それだけで色々なものがグッと感じられる。素晴らしいなあ、と感じました。ニフティーの二つの記事(2009NHK杯 安藤美姫女子シングルショートプログラム2位(1)、2009NHK杯 安藤美姫女子シングルショートプログラム2位(2) )を読むと、表現とジャンプの間でまだまだ葛藤があるようですが、その葛藤をもが表現につながっているんじゃないかな?今回の大会では得点は低かったものの、やはりオリンピック金メダルの有力候補だな、と私は思っています。ショートの最終滑走はレピスト選手で、その前が安藤選手だったのですが、安藤選手の得点待ちの間、リンクの脇にたくさんいた黄色いジャケットを着たカメラマンがほとんどいなくなってしまったので、どういうこっちゃー!と怒っていたら、ふと見るとキス&クライの前に大量のカメラマンがぎゅうぎゅうに陣取っている!キス&クライのコーチと安藤選手の図を撮りたかったんでしょうか?あんまり見ない光景で逆に愉快でした。
最後に蛇足。ショートはレクイエムと蜘蛛プログラムとの間で迷っているようですが、私は蜘蛛がいいと思う。