BIGBANG「LOSER」

 5月頃の歌で、いまさらなんですが。私がはじめて聴いたのは1カ月くらい前だったかな。
 BTOBの「大丈夫」に引き続き、人生うまくいかないよ、という歌シリーズ、ということで。

 BIGBANGにI'm loserとか言われても、ねえ、と言いたくもなりますが・・・比べてみるとやはりBTOBの歌がやはりアイドルアイドルしているというか、BIGBANGの歌がアーティスティックに聞こえるというか。
 韓国芸能界の光と闇の深さ、その落差を見ていると(ビョンホンさんの事件は正にその縮図に見える。SE7ENも頑張ってほしい。)苛烈な環境を生き抜いている者はやはりスターなんだなあ、と思う。そのお祭り騒ぎの中でこんな風に醒めているクールさが格好いいんだろうなあ。G-DRAGONの瞳のなんと醒めていること。テヤンの声の中の悲しみがこの曲に合っている。(余談。こういう曲調の曲ではTOPだけが浮いて聞こえる。”LET'S NOT FALL IN LOVE”でも同じ。)
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# by chatttenoire | 2015-10-26 00:45 | K-POP | Comments(0)

「ありがとう」

 
ホームドラマ全盛期の1970年代を代表する作品「ありがとう」の第2シリーズが無料BSチャンネル「BS12トゥエルビ」で10月5日から再放送される。

 再放送が始まる直前にこのニュースを発見して、見ています。佐良直美さんがホームドラマに出演していたという話題はあちこちで見て、少しYouTube動画で見たりもしたのですが、ついにシリーズまるまると見ることに!
 ちょっとあっけにとられたのは、ミュージカルのように突然歌が始まること。タイトル画面に”こころの詩(うた)”として作詞:サトウハチロー氏の名前と並んで作曲:佐良直美さんの名前が。このドラマで1話2つ、3つ登場する歌の数々を全て作曲しているのか?もしそうだとしたら凄いなあ・・・。そして佐良の歌の場面もあります。楽しんで見ています。内容は、夫や恋人が戦死した主人公の母や婦長さんが登場したりして、母世代がまだそんな時代で戦争の色が残る時代だったんだなあ、と思うことのほかは、男女の感覚も大して今と変わらないことに驚いています。はじまった時は男女の感覚が耐えられないかもしれないなあ、なんて思ったのですが。あとは、みなさん芸達者。さすが視聴率ナンバーワン(民法ドラマで)の人気ドラマ。話もたくさんの登場人物が登場するのにそれぞれのキャラが立っていてすっと話に入っていける。

 ありがとうの視聴終了の感想・・・面白いドラマでした。今見ても、全然色あせた感じがない。同時に、女性への若干のセクハラ具合とか、現代と大した変化を感じない、ということがなんとも・・・戦後日本の日本人は結局のところ21世紀になろうとも大きな変化もなく進歩もなく来ている、ということです。佐良さんの演じたキャラクター、どんどんいい人になって、ほれぼれだったなあ。医師として成長していく過程を演じていました。そして歌・・・歌もなかなか良かったー。途中で気に行った曲集を集めはじめました。最初の頃を逃してしまって惜しかった。
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# by chatttenoire | 2015-10-18 21:50 | 佐良さん | Comments(0)

BTOB「大丈夫」

 夏頃にブログを書いてなかったので、自分の中の夏の話題が続きますが・・・
 夏に聴いて好きになった曲。
 BTOBの「ケンチャナヨ」。歌詞に物語があって、へー、と引き込まれました。就職がうまくいきそうもなく、人生が行き詰まっている年頃の子の物語で、随分若い子の歌なんだけど。こういう悩みは若い子は却って気にしないか、もっともっと悲痛というか近すぎてこういう歌で楽しむことはできないのかもしれない。

 BTOBというグループ名はうすうす知っていたものの、認知したのは初めて。調べてみたらBEASTと同じ事務所のようだ。アイドルグループにしてはかなり歌がうまい。特にリードボーカル。そしてソンジェ君(歌いだしのパートを歌っている子)のファンになった。わざとらしいがかわいい。
 歌っている様子がよくわかるバージョン↓。リードボーカルやソンジェ君がラップをしたり、ラップの子が歌のパートを歌ったりしている。

 "つらくて独りぼっちだと感じる時にこの歌を聴いてみてください。楽しんで聴いたそのメロディ。ラジオから流れるこの声。私にできることは歌の歌詞、それだけでしょう。つらくても大丈夫大丈夫大丈夫、うまくいくはず。I believe in you..."
 BEASTの「フィクション」も物語性があって面白い曲だった。もしかして同じ作詞家?と思ったけど、どうなんだろう?ついでにフィクションの動画も。

 BEASTではリードボーカルの子のファンです。ラップの子とリードボーカル以外ははらはらする感じの歌声なんだけど、フィクションはそのつたなさがいいのかも?歌の中の主人公の不器用さと重なるのかもしれない。BEASTの方が断然スターだと思うけど、BTOBの方が歌も踊りもグレードアップしている。しかし、うまいことと売れることは違うからなあ。BTOBも成功してほしい。
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# by chatttenoire | 2015-09-21 23:18 | K-POP | Comments(0)

最近は・・・

 月曜日から金曜日まで「グロリア」と「白夜姫」を見ています。「グロリア」は最近見当たらなくなった長屋?のような集団生活の出てくるなつかしい韓国ドラマ。このタイプの韓国ドラマを初めて見たのはBYJ主演の「愛の群像」でした。本当になつかしいなあ。ぺ・ドゥナは顔は正直不細工な部類だと思うのだけど、演技がうまくてかわいい。お金持ちと貧乏な人の恋愛がとってもべたに描かれていて、そのべたさがまたなつかしい。
 「白夜姫」は「芙蓉閣の女たち~新妓生伝」のム・ソンハン作家と呼ばれる脚本家の手によるもので、この作品で書き納め宣言をしたらしい。そしてこの作家にまつわるゴシップ情報を目にして、俄然このドラマに興味が湧いて見ています。ゴシップの内容は、この作家は、自分より遥かに若い男性と割と年をとってから結婚したそうで、その男性は売れっ子演出家?だったそうで、二人で組んでたくさんの作品を出して成功を収めていたらしいのだけど、男性は急に自殺をしたらしい、そんな背景がこのドラマのストーリーの背景にあるのかも、という分析文章を読んだのです。このドラマ、見ていて落ち着くし面白い。最初の頃はヤが兄嫁をいじめていてイライラしたけども。それも含めて面白い。私も歳を取った証拠だと思う。中身も外身もすっかりアジュンマーになってきました。
 少し前には「シークレット・ホテル」を見ました。最後数話はコンパクトに進めてほしかったけど(だらだらしていたし、ストーリーが破たんしていた)、総じて面白かった。話題のチン・イハンさんは話題通りかっこよかった。声もいい。広報室長はどこかで見たことがあるなあと思っていたら、ヨンウンだった。これもなつかしい。あと、「善徳女王」も夏頃に見ていました。BSはカットが多いのだろうなあ、と思い、DVDを全部持っている人から全DVDを借りて最初から見たのですが・・・ミシルが亡くなってピダムの雲行きが悪くなってきて・・・面白くなくなったのと、ピダムの行く末がとても見られない気持ちになってきて最後の10話ほどはまだ見ていません。
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# by chatttenoire | 2015-09-20 01:18 | 韓国ドラマ | Comments(0)

ジェイン・オースティンな秋(マンスフィールド・パーク)

 秋というか、夏頃からまたジェイン・オースティンを読んでいます。
 「説得」「分別と多感」「高慢と偏見」ときて、中野康司訳「マンスフィールド・パーク」を読みました。(買ったまま寝かしていました。)大島一彦訳を読んだことがあったのですが、訳が私には難しくて全く読めていないに等しかったと思います。ファニーとエドマンドが全く好きになれず、「エマ」と並んで好きでないジェイン・オースティンの部類だったのですが、BBCドラマ?をDVDで見てから、サザトン・コートのお庭での人間模様など、ファニーやエドマンド以外の人間模様が凝った造りで描かれた面白い小説かも?とハタと気がついて、もう一度読み返そう、と思っていたのですが、思ってから5年くらい経っています。
 中野訳はやはり圧倒的に読みやすかったです。面白く最後まで読めました。しかしやはりファニーは面白い登場人物ではなく、その面白くなく地味なファニーを定点位置として、そこからマンスフィールド・パークに登場する人物たちを観察し、描かれる人間模様が面白いです。サザトン・コート、素人芝居での出来事はこの小説の長い仕込みで、そこから後半に一気に仕上がっていく感じがいいです。この小説ではマライアとジュリアの姉妹はファニーが直接重要な会話することが一度もないので(マライアやジュリア、特にマライアから見たファニーは話す価値も考える価値もない、といったところだったでしょうから)、最も間接的に描かれる人物といってもいい人物なのですが、それがために興味がひかれる二人の姉妹です。その運命の苛烈さときたら。エドモンドはやはり愛せない人物で、男性の都合のよさがうまく描かれていると思います。ファニーの母とバートラム夫人は似ている、という記述が途中でてきますが、ファニーも二人より道徳心が強く境遇のせいで(ノリス夫人に鍛えられたから?)働きものというだけで、同じようなおっとりとして物静かな人物で、そして美人、家系を感じます。自分の身分より上の意中の人物を射とめましたしね。
 次は、同じマンスフィールド・パークの大島訳に再挑戦するか、「エマ」に挑戦するか?
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# by chatttenoire | 2015-09-13 22:44 | ジェイン・オースティン | Comments(0)

韓国ドラマ「傲慢と偏見」

 「傲慢と偏見」を見終わりました。
 以下、ねたばれありです。(結果的にねたばれほとんどなし。)
 最初の数話を見た時点で、このドラマを見たらチェ・ミンスの声や台詞の調子ばかりに耳に残り、ドラマを見ても彼の声しか聞こえない、という時点で、この役者は恐ろしい、というか、ガラスの仮面の北島マヤみたいに(嵐が丘のエピソードの時でしたっけ?)共演者を食ってしまう悪い役者だなあ、と思った。彼の登場シーンが多ければ多いほどこういう結果になることは目に見えているのに、なぜこんなに彼が出ずっぱりになったのか。彼が出ないと面白くないと判断されて出番が増えたのか?「砂時計」を見たことがないのだけど、多分彼の恐ろしさを知っているキム・ジョンハク監督は「大王四神記」「シンイ」で要点要点しか彼を登場させていない。私が彼を初めて見たのは「漢江ブルース」だったのだけど、やはり主役男優を食っていた。このドラマのこの役、彼の得意分野だろう。楽しすぎてたまらなかっただろう。正統派ヒーローではなく、ガンダムのシャアみたいなポジションの役は彼にははまり役だ。それに対する正統派ヒーローを演じるク・ドンチ演じる役者さんは、真中感が少し乏しかったため、ほんの少し埋没したような感があったけれども、この埋没した感によってこのドラマは逆に渋くなったとも言えるかも。そう思うとチェ・ミンスはやはりもう少し抑えた方が面白かったと思うなあ。ハン・ヨルムを演じる女優さん、どこかで見たことがあると思っていたらハイキックに出ていた!ハイキックの情けない感じよりもテンポよく、”今”の味を出していた。そしてどこかエロティックな雰囲気のある女優さんだ。
 ドラマの内容としては、巨悪を倒したと思っても別の巨悪が生き残っていて・・・という感じはよくあるタイプの話で、それでも劇中にムン・ヒマンがク・ドンチに言う台詞、「あなたは強くて悪い奴を捕まえていると思っているだろうけど、強い奴は決して捕まえることができない。捕まえることができた奴はあなたより弱い奴なのだ。」という台詞には唸った。あの辺りがこのドラマのピークだったかも。記憶が古くて見当違いかもしれないけど、このドラマを見ながら「弁護士たち」という韓ドラを時々思い出した。いいドラマだったなあ、と記憶しているが細部は覚えていない。懐かしい。
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# by chatttenoire | 2015-06-08 01:08 | 韓国ドラマ | Comments(0)

「ばらの騎士」

 新国立劇場「ばらの騎士」を見ました。
 このオペラ、あらすじをざっと見て、年増の高貴な女性の若いつばめが別の若い女性を好きになり、年増の女はそっと身を引く、とかその若いつばめを女性が演じ、女性3人によるラストの三重唱がクライマックス、との事前情報を見て、大丈夫だろうか、面白いんだろうか?と疑問を持っていたのですが、なるほど~、新国立劇場のこのオペラに対する謳い文句にあるように「煌めく音楽が奏でる甘美なノスタルジー。」な舞台でした。見に来ているお客さんは心なしか、いや、かなり男性が多かったです。この世界は男性にとってどう魅力的なんだろう、と考えたのですが、元帥夫人って実は男性にとっては都合よく身を引いてくれるいい女である、ということなんでしょうか。いや、そんな単純なものではないと思うのだけど。男性を女性が演じているし。女性の私から見たら、元帥夫人がすっごく魅力的で、2幕であっさりと浅はかそうな若い女性に惹かれてしまうオクタヴィアンは馬っ鹿じゃないの?と思ってしまったのですが、台本を書いたホフマンスタールが「本当に人間的な魅力をたたえた元帥夫人を彼があっという間に忘れてしまい、十人並みの小娘にすぎないゾフィーと一緒になるところに、この作品のおかしさがある」と述べているそうで、ここはおかしさを楽しまなければならない点なのね、と少しすっきりしました。でもこういう浅はかなところのあるオクタヴィアンとなぜそんな人間性が深い元帥夫人が付き合っていたのかというと、オクタヴィアンの若さと美しさのためであったと思うので、そこは仕方がないところでしょう。というわけで元帥夫人が潔く身を引くというのは当たり前だとは思うけれども、その身分の高さとそれに見合った振る舞い、差配の見事さが美しく、そう演じることが求められるこの舞台においてそのように見事にこの役を演じたアンネ・シュヴァーネヴィルムスさんは素晴らしかった。元帥夫人が登場しない2幕は気が抜けたように感じ、眠気を覚えました。3幕、彼女の登場によって舞台はキュッと引き締まり、というか、彼女の登場部分は音楽も格段に素敵。オックス男爵はこの舞台ではお笑いに徹していたけども、どうなんだろうなあ、と思っていたら、原作者はやはりオックス男爵は魅力ある人物と想定していたようで、そのように演出された舞台も見てみたいものだと思いました。
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# by chatttenoire | 2015-06-08 00:31 | オペラなど | Comments(0)

「キルミー・ヒールミー」視聴修了

 「キルミー・ヒールミー」を見終わりました。
 以下、ねたばれあります。
 このドラマ、”7つの人物の演じ分け”という派手な宣伝文句によりチソンの演技力の評価があがっているようですが、私がチソンの演技力をスゴイ、と思ったのは、「ボスを守れ」を見て。「秘密」のような正面切った演技よりも立派だけども、コミカルで力を抜いた演技ができるっていうのは、あんなかわいい顔をした俳優なのにすごいこととだと思った。このドラマでのチソンも、コミカルで力を抜いて楽しんで演じている様子が伝わってくるようなドラマでした。(ボスもそういえば広場恐怖症みたいな障害のお話が登場しました。お金持ちの御曹司の話だし似ている。)ドヒョンはかわいい顔のいつものチソンで、コメディ要素のかなり強いフェリー・パクさん(私のお気に入り)、「美男<イケメン>ですね」のチャン・グンソクみたいなシン・セギ(彼はシリアスでありながら実はかなりお笑いキャラ)の二つのキャラクターはいつものチソンとは違う役どころで刺激的でした。しかし、ヨソプとヨナはちょっといただけなかったような・・・ヨナは特に確かに面白いのだけど、もうちょっとうまくても良かったような・・・(厳しい?)。そして最後のミスターXさんは思いっきり蛇足だったなあ。ミスターXはチソンさんの演技力云々より脚本の問題ですが。つけたし。チソンがすごいと思うのは、例えばこれだけの演じ分けをしていたらワンマンショーみたいになってしまうところだと思うけど、自分だけが浮いてしまわずにそれぞれの登場人物たちときちんと”並んで”演じられるところも素晴らしいと思う。もちろん呼吸を合わすことのできるリジン演じるファン・ジョンウムさんをはじめ共演者たちも素晴らしかったのだと思うけれども。
 私がこのドラマで記憶に残る一番のシーンは、リジンがドヒョンにたくさんの人格たちを消してしまおうとするのではなく、ばらばらに散らばったかけらをパズルのように合わせていったらチャ・ドヒョンという素敵な絵になるはず、と言って指差す指をドヒョンがとってキスするシーン、あのシーンは私がドヒョンだったらそりゃリジンにキスしてしまうわねー、というシーンでした。その次の話でフェリー・パクさんとリジンさんが昭和な感じの踊りを踊るシーンも好き。先にドヒョンが過去を思い出し、リジンに隠そうとする辺り、そしてリジンが鈍感な数話はかなり面白くなかった。(リジンは本当に頭がいいのか?と疑問を抱いた。)その後、リジンが鋭さを取り戻し、リオンを含めシリアスな展開となり、ドヒョンの名前の秘密に到達する辺りはまた面白くなった。そうきたかー、というところでした。人格たちが登場した理由が次々に整理され、なるほどなあ、とは思わされましたが、そんなにすっきりとまとめられると人間の不可思議さみたいなものが伝わらず、そこはやりすぎだと思った。もっと人間は曖昧なものでしょう。人格たちが次々と去っていくのも少し興ざめ。特にシンセギはもしかしたらいつ出てきてもおかしくないな、みたいな余韻がもっとあった方が良かったと思う。加害者である父とリジンとドヒョンの対決は虐待とその後のケアについての教科書みたいなあまりにもお決まりのセリフでまとめられ、そのわりには母のことはかなりうやむやにされ、そこも残念でした。とはいえ、全般的に面白いドラマでした。特にコミカルに描きながらも、そして落とし所は教科書的ではあったものの虐待を正面から取り上げている意欲作だったと思います。あと、韓国の精神病院の現実ってどうなんだろう?(ドラマは現実ではないのでは、と思った。)と少しそこも知りたくなりました。
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# by chatttenoire | 2015-04-30 23:11 | 韓国ドラマ | Comments(0)

「キルミー・ヒールミー」「傲慢と偏見」

 最近、韓国ドラマが面白い。
 「星から来たあなた」は見てしまって、次は「キルミー・ヒールミー」を見てしまおうかと思案中。のどの調子が悪く、体力と相談しながら、だけど・・・。
 しかし、韓国ドラマというのは本当に原因と結果、因果応報というか、過去の出来事、事件があってそれを引き摺って生きる人間が現在どうなるのか、そこを徹底的にフォーカスするドラマが多い。たまたま「星から来たあなた」、「キルミー・ヒールミー」、「傲慢と偏見」の3つのドラマが3つのドラマともそういう構造になっている。そこが韓ドラを古臭く、もしくは稚拙に感じさせる要因の一つになっているようにも思うが、しかし韓ドラ好きにとってはそこが韓ドラの魅力なんだと思う。しかし、この3つのドラマには過去の韓ドラのように重厚な過去の重みはなく、重いなりにさらりと軽やかに過去が描かれ、視聴感も軽い。
 お気に入りの「キルミー・ヒールミー」のOST。

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# by chatttenoire | 2015-04-26 15:12 | 韓国ドラマ | Comments(0)

「星から来たあなた」視聴完了

 BS11での放送が週1でじれったく、動画でざっと視聴完了しました。
 このドラマはとくにかくゴージャス。韓国ドラマを見始めた頃を思い出してしまいました。
 私が韓国ドラマにはまったのはもちろんドラマの内容が面白かったせいもあるのですが、隣国「韓国」の発見、「アジア」の発見、みたいな意味が強かった。政治家の失言と韓国・中国からのクレーム、そしておわび、というパターンでの登場、ダサかったソウルオリンピック、そのくらいしか存在を感じることのなかった「韓国」が”意外と””思ったよりも””進んでいる”ことに衝撃を受けたのです。日本で韓ドラがある程度ブームになると、韓国文化にはまらなかった大勢の日本人の反応は苛烈でした。”ダサい””ワンパターン””昔の日本のドラマのようだ””整形ばかり”などなど・・・。とにかく日本の方が上だ、と必死で、それが逆に私は情けないと思っていました。日本の方が上だと当然、当たり前のように思って疑いがなかったのに、ある日、あれ、思ったより追いついてきているじゃないの?、という、あの頃はそういう段階だったと思います。私はその勢いの秘密がとても興味深いと思ったけれども、日本は情けない反応のまま現在はもっと意固地になってしまった。今はもっともっと追いつかれている。追いこされている部分もある。中国も韓国よりももっとすごい勢いで伸びて大きな大きな国になった。
 平田オリザさんの日刊ゲンダイでのインタビュー(記事リンク)を読んだのですが、今の私の気持ちがそのまま書かれてあったので、中国韓国の部分だけピックアップしますと
――今年の安倍首相の施政方針に「列強を目指す」という趣旨の発言がありましたが、仰々しい物言いで、愛国心を煽るというか、驚きました。

 対中、対韓政策と同じで、国民を「煽る」のは非常に危険な行為です。これまで歴代の自民党政権は、ある種の自制心を保ってきたわけですよね。一線を越えてしまうと、たぶん本人たちも制御できないような危険な領域に行ってしまう。安倍さんたちはただ政権維持が目的で、そこまでの意図はないのかもしれません。しかし、最終的にファシズムを推し進めるのは国民の熱狂です。それが一番危険なんです。

――今の日本では国民にそういうムードが醸成されつつあると?

 「反知性主義」といわれますが、とにかく景気さえ良ければいいんだというのがひとつ。もうひとつは、僕はこっちの方が重要だと思うのですが、日本がアジア唯一の先進国という座から滑り落ちたことを日本国民はまだ受け入れられない。どう受け止めていくのか、まだ誰も答えを出せていない。思想家も社会学者も政治学者も、もちろん政治家も。これはつらく寂しいことなんです。でも、受け入れなければならない。例えばイギリス。大英帝国が崩壊して、あの小さな島国の中で生きていこうという決意をして、いろんな試行錯誤をしたわけです。ドイツの場合も、自らが「欧州の一国に過ぎない」ということを受け入れ、今がある。それは「謝る」「謝らない」とかっていう問題より実は大事な、深いことなんです。

――確かに日本はもはやアジア唯一の先進国ではありません。アジアの一国として近隣諸国との関係を築いていく必要がありますね。思い返せば鳩山政権は、そこに踏み出そうとしていました。

 そうなんです。アジアの中の一国になろうとしたんです。けれども、国民にはまだ受け入れられなかった。やっぱり島国で、のんびり豊かに暮らしてきた国ですから、よほどの外圧がかからない限り、人の気持ちは変わらない。元寇とか、黒船とか、国土が焼け野原になるとか。そうしないと、なかなか意識が変わらない国なんです。今度は国土を焼け野原にしないで、いかにしてその寂しさをみんなが受け入れるか。僕はそれが大事だと思います。

――「列強を目指す」という安倍首相には、日本がアジアの中の一国になるという思考はありません。

 今の安倍政権の考え方は真逆ですね。「世界の中心で輝ける日本」と言っています。安倍さんは、アジア唯一の先進国から滑り落ちてしまったのを受け入れられない、という日本人の典型だと思います。残念ながら、日本は世界の中心では輝きませんよ。いや、どこの国だって、世界の中心になんてなってはいけない。


 ”日本がアジア唯一の先進国という座から滑り落ちたことを日本国民はまだ受け入れられない。どう受け止めていくのか、まだ誰も答えを出せていない。”私は唯一の先進国どころか、このまま行くと後進国になってしまうんじゃないかと思っている。現代はものすごいスピードで動いている。想像以上のスピードで・・・。寂しがっていたり、意固地になっているような時間はもうないのでは?

 ・・・書き始めたら全然違う方向に行ってしまったのだけども、このドラマを見ながら、日本のドラマで、単なるメロドラマでこんなゴージャスなドラマはつくれないだろうなあ、と思った、というだけのこと。内容的にはザ・韓国ドラマの法則はさほど変わっておらず、受け入れられない日本人には見るべきところのないただの韓国ドラマか、という一言で終わるだろう。しかし、ずっと韓国ドラマを見ている人間からすると、韓国ドラマは随分おしゃれになったものだ、と感嘆するわけだ。少し前のドラマでは財閥やお金持ちが登場しても(例えばBYJの出世作だった初恋なんて、懐かしいなあ!)こんな部屋に住んでいるの、こんなしょぼい内装なの、というセットで撮影されていたものだ。また、俳優・女優の地位も随分と上がり、そして存在感がゴージャスになった。チョン・ジヒョンの出演していた「Happy Together」はあまり記憶にないが、見たことがある。ちょっとかわいいだけのどちらかというと貧弱な女の子だったと思う。その後様々な映画に出演し、彼女はアジアのスターになる。このドラマでの艶やかな彼女の魅力ときたら。ちょっと調べてみると「Happy Together」が1999年で、それからこのドラマまで彼女はドラマへ出演していなかったようだ。スターを迎えるだけの準備を周到に行い、そしてスターの魅力で一層ゴージャスに輝くドラマ。内容を云々するドラマではないだろう。キム・スヒョンのファンとして彼についても一言。このドラマでの彼は姉さんのスターによくついていっていると思うが、宇宙人というキャラクターなせいか、随分控えているように感じる。姉さんを引き立てることに徹したか。結果、ドラマとして成功している。
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# by chatttenoire | 2015-04-19 11:46 | 韓国ドラマ | Comments(0)