カテゴリ:映画( 63 )

桐島、部活やめるってよ

 題名が今風?で脱力する感じなのに何かの映画賞(日本アカデミー賞最優秀作品賞とのこと。)をとったとかいうニュースで記憶に残っていた映画。(ニュースでアナウンサーが真面目にこの映画の題名を読み上げると変な感じが倍増する。)その時の紹介では出演者で有名な俳優は神木隆之介くらいで、あとは無名の俳優、と言っていた気がする。が、最近、この映画にあまちゃんのゆいちゃんが出演していたり、ごちそうさんのゆうたろうさんが出演していることに気がつき、見てみようと思いました。
 感想は、一言、面白い映画でした。映画は家で見ると台詞が聞き取りにくいことが多いのだけど、この映画も最初の部分でさっぱりわからなかったので字幕を出しました。字幕ばかり追ってしまって画面を見てないこともあったかも、だけど、意外に日本映画でも字幕を出すのはいいかも?と気がついた。神木君は途中までこの子以外にはそれっぽいこがいないけど、違う感じ?とわからないくらい地味で根暗っぽい映画部の子をうまく演じていた。でもラストではやっぱり神木君らしいキラキラ感が出ていて、やっぱり隠しきれないかわいさがあるな、と思った。ゆいちゃんこと橋本愛は美しく存在感が強く・・・でも女の子グループの中では自分を出さないようにして二番手に甘んじている。おおっぴらではなくこっそりと映画部の神木君演じる根暗君とお話しする辺りの設定が良かった。でも内緒でつきあってる彼氏には落とすようなことを言って、わかるなー、という設定だった。彼女はいつまでこの髪型で行くんだろうなあ?今はこの髪型以外にはありえない完璧な髪型なのだけども。ゆうたろうさんこと東出さん演じる宏樹は、いい役もらってるなあ、主役と言ってもいいのでは?と思ったら、原作の小説ではどうやら主役のようだ。宏樹は女の趣味が本当に悪い。その女が本当に絵に描いたようにいやーな女で、まいる。宏樹に戻ると、東出という役者は朝ドラにしてもこの映画にしても演技は本当につたないのだけど、雰囲気がとてもいい。大きいけど邪魔にならない繊細な空気が出せる。体のラインが美しく、顔も濃い部類だと思うけど、体と同じく邪魔にならない魅力がある。映画の内容としては、体育会系対文科系、特に映画部のような地味で虐げられているような部のメンバーのあれこれが面白かった。プラス部活に属さずに恋愛(セックス?)に興じているグループも登場して、部活をまじめにするなんてカッコ悪い、帰宅部が一番だというような台詞も登場したように思うけど、帰宅部でもひきこもり系のような帰宅部もあると思うんですけど、とつっこみながら見ていた。私も学校では常に王道じゃない方に属していたので、体育会系を見るこの映画のまなざしが心地よかった。
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by chatttenoire | 2013-11-21 00:56 | 映画 | Comments(2)

梅田の映画館

 私は学生時代を大阪で過ごし、住んでいたところから一番近い都会(?)は梅田だったもので、梅田はほぼ週末ごとに遊びに行った場所でした。なので今でも梅田はホームグラウンド的な気持ちがあるのだけれど、このところの工事中だらけの梅田には全くついて行けてない。昨日、他の所用によって関西へ行っていたのだけれど、時間が少しあるけど歩き回るのも疲れる、というわけで久しぶりに梅田で映画を見てみようと思い立って調べてみましたら・・・昔よく映画を見た「北野劇場」、「梅田スカラ座」、「三番街シネマ」などなど懐かしい名前が一つも無い!今頃気がつくなー、というところなんですが。北野劇場など場所は同じナビオの上で映画館はあるみたいですけど、三番街シネマがつぶれてしまっていることに今回初めて気がつきました。さびしいなあー・・・。時は移りゆくのですねー・・・。ちょっと変な映画は茶屋町のロフトで、というのは北野劇場当時の定番だったのですが、今ではちょっと中ぐらいに変わったいい映画は「梅田ガーデンシネマ」という新梅田シティでいっぱいやってて、映画館としてはガーデンシネマに行ってみたかったのですが、新梅田シティは地下を延々と歩かないとならない、というイメージが強くって・・・これも今では違うのかなあ?今回は敬遠してしまいました。もっと元気な時に行ってみたいです。そこで、今回は時間的にもぴったりだった「梅田ステーションシネマ」の「ミッドナイト・イン・パリ」を見ました。梅田にできた三越伊勢丹の隣の双子ビルの上にあって、見晴らしも良く新しいから居心地の良い映画館。立地も便利で気に入りました。そこそこ変わった映画もやってるし。「ミッドナイト・イン・パリ」は私の現在住んでいる四国ではまったく上映されていない映画なので選んでみたのですが、この映画は個人的に失敗。疲れていたこともあってすやすや眠ってしまいました。ウッディ・アレンの映画、好きな映画は好きなのですが、この映画は私にはマッチしていませんでした。気がついたらラストシーンでさっぱり意味不明なまま映画館を出ました。結局どうなったのか気になってネットで調べてみたけれど、まあストーリーがどうという映画ではないですね。映画館の中では有名人芸術家が登場するたびに笑い声が起きていて、ウケている人も多かったのですが、私はフィッツゼラルド夫妻を見た瞬間にテンションが思いっきり下がったー。フィッツゼラルドが好きだから、だからなんだかなあ、という気持ちが渦巻いた。ミッドナイトインパリが終わって外に出たところに映画の広告があって、あれ、と思って良く見たらチェン・クンが出演している作品ということで注目していた「譲子弾飛」だった!!日本での題名は「さらば復讐の狼たちよ」。きいたことある単語を組み替えてみました、みたいな題名で覚えやすそうでさっぱり覚えにくい。HP。HPを見ていた気がついたのだけど、見覚えのある顔だと思ったら「さよならバンクーバー」に出演している役者さんだった。お兄さんが有名な監督兼役者さんだ、ということは知っていたのですが、その有名な監督兼役者さんがこの映画の監督兼役者であった。なんとまあ。見たいのは山々なんですが、この映画の公開は7月6日。6月末にまた関西へ行くのですが、一歩間に合わず。チェン・クン出演のもう一つの「画皮」も公開は8月。暑い時期に大阪には行きたくないんだけど、まあちょっと考えてみようかなあ・・・・・・。
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by chatttenoire | 2012-06-03 14:04 | 映画 | Comments(0)

「渇いた太陽」「去年の夏突然に」

 どちらもテネシー・ウィリアムズ原作の映画化作品。
 「去年の夏突然に」は、去年の夏に何があったのか、という興味によって最後までぐいぐい見てしまう映画でしたが、その最後の種明かしがちょっとどうかなあ、という映画でした。種明かしの内容は十分衝撃的で、衝撃を通り過ぎて滑稽な感じすらありますが、それを調理する監督の問題か、もしくはそれを演じる演技者たちの問題か?エリザベス・テイラーを初めて美しい(そしてセクシー。)と思えた作品でしたが、演技力という点ではちょっと残念賞。キャサリン・ヘップバーンの狂気の演技も作られた狂気に見えて、狂気を演じる、という点ではやはり「欲望という名の電車」のヴィヴィアン・リーやマーロン・ブランドの強烈さを見てしまうと全くもの足りません。しかし、特権階級マダムのゴージャスな香りは匂い立っていました。セバスチャンの顔を見せないのは、やはり老若男女全てのものが惹かれてしまう男を説得力ある映像で見せることは難しいのでしょう。男を集める餌となったエリザベス・テイラーは充分すぎるほど説得力あり。
 「渇いた太陽」はテネシー・ウィリアムズ作品にしては生ぬるいような感じがしていましたが、それもそのはず、検閲のせいで肝心なプロットが骨抜きとなったことが、特典映像で紹介されていました。検閲前の作品は・・・やはり衝撃的です。しかしこのラスト、そのまま映像化すると、同じく衝撃を通り越して滑稽に見えるかもしれません。映画という大衆娯楽とテネシー・ウィリアムズは全く相容れないもののようで、これほどまでに映画化されているというのは・・・どうしてでしょうねえ?滑稽でポップな感じがあるのでしょうか。
 大学時代前後、ゲイの作家にとても興味があったのですが、テネシー・ウィリアムズはさほどマークしていませんでしたが、こういう作品を見ていたら、ものすごく興味がわいていたことでしょう。この感触は一体何なのか、解き明かしたい気持ちがふつふつとしてきます。
 ちなみに、テネシー・ウィリアムズものは、もう一本、「イグアナの夜」をここ2年ほどの間に見ているのですが、ほとんど覚えていない。この上の2本より大衆路線じゃなくて渋い映画だったような・・・どうだったかな。
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by chatttenoire | 2012-04-25 00:49 | 映画 | Comments(0)

ソフィーの復讐

 DVDを借りて見ました。ピーターさんが出演しています。
 という情報のみで借りたのですが、借りた後ちょこっと検索してみるとものすごく辛口批評が出てきて、見ないで返した方がいいかな、と思っていたのですが、とりあえずざっと見ました。するとまあまあ面白かったです。
 チャン・ツィイー主演。ファン・ビンビンという女優さんは敵役で出演しています。名前は聞いたことがありましたが、見るのは初めてです。ソ・ジソブ氏も出演しています。ソ・ジソブ氏のファンはこの作品を見ると腹が立つのでは?辛口批評の方はソ・ジソブ氏のファンだったかもしれません。ピーター中心に見ると、なかなかなものでしたよー。ただし、私はチャン・ツィイーが苦手でして・・・彼女が普通の女の子(普通ではありませんが)を演じているのを見るのは初めてで、思ったよりずっとかわいいんだな、ということはわかったんですが・・・どこかかわいくなく見えてしまう(はっきり言ってしまうと腹黒く見えてしまうのだ)のは苦手だからだと思います。彼女の作戦が本当に一生懸命で健気でかわいく見えるような、そんな女優さんが演じていれば・・・もっともっと面白かったに違いない。
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by chatttenoire | 2012-04-24 01:32 | 映画 | Comments(0)

「春香伝」「ピアニストを撃て」「クワイエット・ルームへようこそ」など

 恒例のツタヤディスカスで借りた映画感想。
・「うつせみ」見たのが夏頃なのでほとんど忘れているけど・・・キム・ギドク監督作品としては随分見やすかった、んだろうなあ。星(見た当時入れた評価)が5点満点中5点になっている。
・「フィールド・オブ・ドリーム」バート・ランカスターを見るために借りた。ケビン・コスナーが好きでなくて、有名ながら見ようと思ったことがなかったのだけど、やはりケビン・コスナーは苦手だとわかった。しかもバート・ランカスターの使われ方が残念でならず、この映画は彼の最後の出演作品らしいのだけど、牙を抜かれたようなこんな映画が最後というのがとにかく残念に思えた。というわけで、評価は1点。
・「祝祭」イム・ゴォンテク監督作品は「風の丘を越えて」が大好きだったので借りてみた。都会で成功を収めている作家が田舎の母の葬式をする、というものなのだけど、お葬式の一つ一つの習わしが順番に説明されていて面白い。その母は痴呆になってしまって気の毒な最後だったようなのだけど、母の面倒を他の姉妹(?)か義妹(?)に見てもらい、自分は何一つしてこなかった作家が自己の作品では母の痴呆を美化しており、そういういやらしさがさらっと厳しく描かれている。しかし、最後はうやむやに丸く収める、みたいないやらしさもあり。だけどそれほどいやらしくなかった。いい映画。イム・ゴォンテク監督、好きです。
・「春香伝」・・・というわけでもう一本、イム・ゴォンテク監督作品。これまた良かったよー。祝祭はいやらしさにより1点減の4点だけど、こちらは5点満点です。パンソリもいいし、色彩も美しく、チョ・スンウはセクシーではまり役だったし・・・。イム・ゴォンテク監督、本当に好きです。
・「ボルベール<帰郷>」これまた5点満点。良かったです。同じ監督の「オール・アバウト・マイ・マザー」も好きでしたが、こちらも好きです。
・「十九才の地図」少し古い日本映画なのですが、なぜこの映画を借りたのかさっぱりわからなくって、映画が届いてなんじゃこりゃ?見始めてなんじゃこりゃ?でした。主人公演じる本間優二さんはじめ、蟹江敬三さん以外は演者たちにもさっぱり心当たりもなく・・・そしてお話が暗く画面もいたって暗い。暗澹たる気持ちになる物語なのだけど、途中で見るのをやめようとは思わなかったことを思うとそれなりに面白かったのか?気持ち悪くなるギリギリラインでしたが。もっと若かったら最後まで見れなかったと思う。
・「ブロークバック・マウンテン」見た後の採点では4点なので良かったんでしょう。
・「ピアニストを撃て」この映画もなぜ借りたのかさっぱりわからなくて、この映画、何?状態でした。やっぱり少しは事前情報がないと、見るのが難しい。最初の10分くらいを3回くらい繰り返して見ないと話がさっぱり頭に入ってこなかった。採点は5点満点。いい映画でした。フランソワ・トリュフォー監督作品。シャルル・アズナブール主演。しかしなぜ借りたのかわからない・・・。
・「クワイエット・ルームへようこそ」内田有紀が好き、とか言ってるくせに今頃これを見た!しかし良かったー。内田有紀は演技がうまくなった、とか書かれてあるが、うまくはないなあ、と思った。演技が単調だもの。しかし、彼女はスターだな、と思った。スター演技なのですよ。手を顎のところへ持っていったりする仕草が普通人と違う。アイドル的、スター的仕草なんだもん。いいのです。スターだから。
・「太陽はひとりぼっち」これまたなぜ借りたのか?だったのですが、アラン・ドロンが出演しているので、飲み込みは早かったですよ。最初のシーンから、けだるい男女の会話がやたら長い!よくわからないシーンの連続。だけども面白い。そして最後、またよくわからないシーン・・・。終わったぞーー・・・・???なんでしょ?このラストは?でした。私、頭が悪くなってしまったようです。もしくは最初から悪い。自分ではさっぱりわかりませんでした。(二人は別れたそうです。)でも面白かったです。
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by chatttenoire | 2009-11-30 01:17 | 映画 | Comments(0)

マイケル・ジャクソン「THIS IS IT」

 公開されることはワイドショーの放送などでなんとなくわかっていましたが、マイケル関係は死後、彼の歌などをよく知らないくせに持ち上げる人たちにうんざりしてしまって・・・そして現地のプレミアに招待されたのが日本では某さんだけ、というその某さんのパフォーマンスがサイアクだったので、見に行くという発想すらなかったのですが、あるブログで感想を書かれてあるものを見て、突然行きたくなって見に行って来ました。
 映画の日だったしもしかしてポッと行っても入れないかも?と危ぶんでいましたが、がらがらではないものの思ったよりは断然空いていました。ギリギリに入ったので入った時の雰囲気はわかりませんでしたが、映画のエンディングの後、最後まで残った大半の人たちには、この映画を見る前に感じたギラギラした感じが全くなく、静かにマイケルを偲んでいるようにすら感じました。田舎だからかもしれませんが、行って良かったと思えた第一ポイントです。
 こう書くからには”行って良かった”と思って帰ってきたのですが、本当にいい映画だった。
 映画全体を通して温かさ、愛があった。やはり見る前になんとなく感じていた、彼の死後の死の直前の映像を編集した映画、一儲けてやろう、的な映画になってもおかしくなかったはずです。だけど、そうならなかった。マイケルにはそれだけの人格があった、と言えるのかもしれませんが、彼は幸運な人生を終えたなあ、としみじみ感じました。撮って編集した人がこんなに温かな人だったなんて。そして映画の中に登場する舞台で共演するはずだったダンサーやバンドマンやコーラスの人たち、また照明や舞台でかける映像、衣装の係りの人たちなど、彼らはみんな自分の才能が頼りの尖った世界に生きているんでしょうに、何かマイケルを取り巻く彼らの空間に温かさがあった。そして、その中で彼は一際煌めいていました。若い頃、マイケルは年をとったらどうするんだろう?歌だけで勝負するには声がか細いからなあ・・・、などと思ったこともありましたが、正直50歳のマイケルがここまで踊れて歌えるとは思ってもみなかった。最後まで”ホンモノの現役”だったのだ、と驚くと同時に嬉しかったです。(それこそが彼の命を縮めたのでしょうけど。)リハーサルされる舞台で歌われるはずだった歌たちは、ファンが聴きたい歌を(そしてファンの聴きたい音で!)、という彼の思いやりが感じられるラインナップ。ジャクソン5時代の歌を歌う予定だったことにはびっくりしました。(本当にカーテンコールのつもりだったんだな、と思った。)私の大好きな「帰ってほしいの」は耳に入れた音をとるためのイヤホン(?)が慣れないせいで歌えない、というシーンで終わってしまったのが残念ですが、舞台でも流す予定だったのかな。超有名曲群が生のバンドで聴けたことも嬉しかったですが、やっぱり「Human Nature」が良かったなあ~~。元々大好きな曲だったのですが、少しもの悲しいマイケルの声が”じらされ”つつ堪能できます。

 追記:マイケルの余韻が残っている感じの一日でした。マイケルの声。若い頃の声とはもちろん違っていましたが、枯れてしまった声ではなく、なお、魅力的な声だったと思います。マイケルは子供のままだった、とかよく言われますが、声も50歳の声では決してなかったです。体の外は老いていても、中身、声はエネルギーに満ちていて、その不思議さにずっと釘付けでした。
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by chatttenoire | 2009-11-01 22:24 | 映画 | Comments(0)

「ブラック・ダリア」「猟人日記」

 ほぼ毎日、お風呂で半身浴をしつつ、DVD見ています。ザバディーさまさまです。
 今回の映画は見る前、グロイ系??お風呂で見るには向いていない映画??と、尻込みしつつ、見た映画でした。思ったよりはグロくなく、やはりお風呂には向いてないかもしれませんが、面白い映画でした。
 「ブラック・ダリア」は実際に起こったショッキングな事件を元に書かれた小説を元に、更に脚色された映画だそう。思ったよりはグロくなかったものの、やはりこの映画はグロかった。ちょっと2日間ほど後を引きました。(口直しに高慢と偏見のドラマと小説を交互に読んだり見たり。オースティンは平和だわ~。)評判の良くない映画のようですが、はじめて見たジョシュ・ハーネットは結構いい感じで、彼がいたからこそ最後までグイグイ見られた映画だったかも、です。怖いシーンは目を細めにして早送りしました。映画館だと見てられなくて出てしまったかも。(怖がりです。)
 「猟人日記」は「ブラック・ダリア」に比べると映像的には全然怖くなかった。でも、よく考えると(考えなくても)とても怖い話なんだけど。ユアン・マクレガーはやはり良いです。こんないやな奴でも良いです。たぶんこの映画の怖さが私的にどこか人ごとなのは、こんな男にはひっかからないだろう、というおごりと、冤罪で恐ろしい目にあっている人は男性だから、だと思います。だるい映画なんだけど、次々と続きが気になってしまう面白い映画でした。しかしこちらの映画もどうやら評判は良くない。

 その他、ブログを書いてなかった頃見て面白かった映画を以下羅列。さかのぼっていきます。
・「まわし蹴り」韓国のアイドル(?)映画なんですが、面白かった。ヒョンビンはこの頃本当に美しい。主役じゃないけど。
・「アイランド」今頃見た。ユアン主演。ユアン、いいです。(こればっかり。)
・「イヴの総て」
・「王妃の紋章」映画館で見たかった。これも話が・・・的に評判が微妙に感じられた映画だったが、私としては面白かった。もう一回見ようかなあ。地味だけどすごい家庭ドラマらしい原作を読んでみたい。
・「カンフー・ダンク」単なる娯楽映画なんだけど、面白かった。「王妃の紋章」とあわせてさすがジェイ!アルバムの質が落ちていても、映画でこれだけやっていたら何も言えないなあ、と思う。そこそこいい線の映画に出続けるっていうのも難しいことだと思うので。コンサートでは意味不明だった豆腐の歌、やっとわかった。映画と一緒に聞くと納得。
・「地上(ここ)より永遠に」この映画は「家族の肖像」を久しぶりに見直して、バート・ランカスターってどんなインテリ?と調べてみたらインテリとは真逆の人生を歩んだ男だということを知り、びっくりして、彼の代表作である、ということで借りてみた映画。そしてこの映画を見て更に驚いた。セクシーな男だ・・・。ヴィスコンティに魅入られるはずです。バート・ランカスターのほかにも、「王様と私」でしか知らなかったデボラ・カーが良い。
・「秘書 セクレタリー」ジェイムズ・スペイダー万歳!!
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by chatttenoire | 2009-06-15 23:50 | 映画 | Comments(2)

「ラスト、コーション」を見た

 仕事、大分落ち着いてきました。
 そうなのかどうなのか、2日前に見た「ラスト、コーション」がふとした瞬間に思い出されて気になり、今日また見てしまった。
 宣伝文句によればマイ夫人に扮したヒロイン嬢はトニーレオン演じるイーさんを愛していた、ということのようだけど、いつから?どのように?・・・というよりも、私は最初から彼女はイーさんが好きだと思っていたのだけど、ワン・リーホン演じるやさ男に「全部終わったら一緒に逃げよう」的なことを終盤になってからも言っているので??となって、ありゃ、そうだったのかー、と思ったのだけど、やはりしっくりこない。2度見てから私が頭の中で作り上げたストーリーは以下のとおり。
 最初は彼女はやさ男が好きだった。理由は顔がハンサムだから。そのハンサム君が誘うので演劇をやって演劇にめざめ、彼が突然始めた抗日運動にも参加。マイ夫人を演じるもの演劇のつもりだったのかもしれない。だけど演じるのが好き&抗日運動に燃えているからって、イーさんをあんな表情で誘えるだろうか??あんな表情で誘えるのは多少好き(初めて彼に会った印象は「思っていた感じと違っていた」と彼女は語っている)、もしくは好きになった気持ちになるのがうまい人だからだろう。そんな気分はなんとなくわかるが、”あんな表情”がさまになるかどうかで女は別れ道があるような気がする。抗日運動に加わった女性二人のうち、ヒロイン嬢はこのような道を歩み、方やもう一人のお友達は・・・彼女が男仲間の間でどんなだったのか想像すると、意外とヒロイン嬢よりももてたかもしれない。ヒロイン嬢が性体験をするために選ばれた男性がしょぼいこと。あんないい女相手だというのに。そんな男に彼女を任せるほかの男達もしょぼいこと。私はこの時点で彼等全員、やさ男君も見限って、彼女はイー氏との愛の交歓のためにしょぼい男と耐えているのだと思った。だから、イー氏が去ってしまったと聞いて落胆する彼女が心底かわいそうだった。その後仲間達は殺人を体験。そして3年後。彼女は普通につつましく暮らしていたけれど、そんな極端な体験をした、そして普通じゃない女である彼女が普通に暮らせるはずはない。またもや作戦に引き込まれたのは、やさ男のせいもあったかもしれないが、私はイー氏に会えるという気持ちもあったのかなと思う。そしてイー氏はサディスティックな面を見せる。最初の逢引きの後、ベッドに横たわる彼女がにやりと笑う。その笑いの意味は??イー氏は次第にどんどん彼女に嵌ってゆく。このイー氏。最初から彼女が胡散臭いことくらいわかっても良さそうなものなのだかど。そもそもあんなサディスティックな性向についていける彼女は何だと思っているのか?そこまで自分が好かれていると思っているわけでもあるまいし、普通の奥さんではそんなことはあり得ず、よっぽど不幸で深い何かを抱えている人間だからに決まっているじゃないの。美しすぎて、セクシーすぎて、好きになりすぎて目を瞑っていたかったのか?イー氏は謎。だけど、一人残されたイー氏は一番不幸かも。しかし、イー氏は彼女を「信じた」からこそ、結局それがために命拾いしたわけであるし・・・。
 そんなこんな、色々想像したり考えてしまう映画でした。それにしてもヒロイン嬢は本当にファム・ファタール。そんな風には絶対生きられない人生なのでなんとなく憧れみたいなものを持つんだろうか?「ラマン」とか「ベティー・ブルー」なんかが好きだったのですが、私としては同じ系統にこの映画が入りそうです。ラマンの女性が一番強いですね。ラスト、コーションの彼女はイー氏とやさ男君のどちらが好きなのかわからなかったのかもしれない。最後もやさ男君の方を見ます。別にイー氏だけを心底好きだったから組織を裏切ったわけでもないと思えます。気分で「逃げて」と言ってしまったのかも。それを思うとイー氏はまた気の毒です。指輪と一緒に残ってしまって。彼女がそんな風だったのはお父さんに捨てられたようなものである境遇のためだと思えます。お父さんを乗り越えれらなかったんだろうなあ、と。であるからこそ、ファム・ファタールである、ともいえるかも。
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by chatttenoire | 2009-04-09 01:32 | 映画 | Comments(0)

感想

 更新が途切れてしまっていました。
 色々書かなければ、と思うネタはあるものの、たまりすぎて気力が起こらないのか、書きたい意欲が足りないためか書くに至らなかったのか・・・。
 とりあえずツタヤディスカスで借りた映画の感想を、今までほぼ書いてきたのでたまっている映画について駆け足感想。

・「ニュースの天才」
 スター・ウォーズのヘイデン・クリステンセンにはまっていたことがありました。この映画も公開当時に見に行こうとしたと思うのですが、見逃したままになっていたことを思い出して借りてみました。いや、湾岸戦争(?)関係の何かで記事(記者が記事を捏造事件、みたいなものについて。)を見たせいかなあ?記憶が怪しい。そして、感想の方も細かい記憶が全くありませんが、最初しょぼい映画を借りてしまった、とがっかりしたものの、最後まで見ると意外に面白かった。
・「オルランド」
 こちらも随分前になりますが、公開当時から気になっていましたが、ついに見ることができました。ツタヤディスカスで予約上位に入れていたのですが、なかなか届きませんでした。本数が少ないからですが、割に人気です。
 ヴァージニア・ウルフ原作。原作にも興味がありますが、ヴァージニア・ウルフの本は別のもので何度か挑戦しましたが、読破できたことがないので、多分無理かな、と思っています。いつもの英国党のウンチクを読ませていただきますと(こちら)実に興味深い!
 映画自体は、主人公さんは最初男性なのですが、男性には見えにくい。でも不思議な雰囲気はあるのでまあ、いっか、と。(後で気がつきましたが「ナルニア国」に出演されてた人だった。)背景の映像は端整で美しいです。
・「ぼくの美しい人だから」
 こちらもツタヤディスカス内では異様な(?)人気でした。自分の中の「ジェイムズ・スペイダーを見直そうブーム」に乗って予約していたのですが、1年以上たったのじゃないかな?(「秘書 セクレタリー」なんて借りることができそうな気配無し。)
 以前、若い頃、確か一度この映画を見たことがあったのですが、その時には生理的にちょっとひっかかりのある映画だったのですが、今見ると、全くそういうことはないのですが、この映画はもう”古い”映画だな、と思いました。年の差は強調されているものの、実に古典的なシンデレラストーリー。恐らく当時はこの年の差(&ハンバーガーショップの店員さんという職業)に衝撃性があったのだと思いますが、今はその衝撃性がないため”普通”の映画でしかないと思う。
・「魔法にかけられて」
 sakuraさんのオススメで見てみました。
 面白かったです。歌も良かったし。こちらは古典的なシンデレラストーリーをモチーフとして現代感覚でつなぎ合わせた物語?sakuraさんによれば賛否両論あったらしく、どこがどんな風に賛否両論なのかとレビューを読んでみましたら、男性は年増の女性から若い女性に乗り換えただけじゃないの?というのが主な批判でしょうか?そういわれてみればそう?でもこのお話だと年増の方の女性とはワクワクした恋愛感覚がなかったわけで、そうすると恋愛は成立しないわけだから、仕方ないかな、と私は思う。それに若い方の女性(ジゼル)が必ずしも若く見えない(実際若くなかった!)というのも、いかにもいやらしい!という感じがしない理由かも。
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by chatttenoire | 2009-02-08 23:54 | 映画 | Comments(2)

フランソワ・オゾンの「エンジェル」、吉永小百合特集?「ガラスの中の少女」「泥だらけの純情」

 妙な取り合わせですが、ちょっと前に見た映画感想。
 「エンジェル」。題名だけだと何の映画だろう??とよくわかりませんがエンジェルはヒロインの名前。久しぶりにフランソワ・オゾン監督作品を見ました。この映画も賛否両論があるようですが、私は面白かった。しかし見終わった後はしばらくほろ苦い。そのほろ苦い感じが心地良いような、悲しいような・・・そんな映画でした。私は「地獄に堕ちた勇者ども」を見て以来、シャーロット・ランプリングが大好きで、見られる限り彼女の出演作を見てきましたが、彼女の素晴らしさをうまく映画に写し取ることのできてない作品ばかりで、歯がゆく感じていたのですが、フランソワ・オゾンは彼女の美しさ、強さ、怖さ、一番こうあってほしいと思う彼女を映し取るのがうまい!この作品でも彼女の存在感は圧倒的でした。エンジェルさんについては・・・最後に夫の浮気相手の女性を訪ねるシーン、その女性が彼女が憧れていた大豪邸”パラダイス”の元住民だった、というシーンがすごかった。彼女は実にこざっぱりとした白い綺麗な家に住んでいるのだ。このシーンで、うわーー!!となりました。一方のエンジェルさんの豪邸は・・・あんまりすごい豪邸に住むと維持するエネルギーが並大抵じゃないんだな、豪邸にエネルギーを吸い取られるんだなー、と思った。エンジェルさんは自分は本当は貴族の出身だけど・・・と妄想するのですが、私は真に受けてしまって、いつそのことが明かされるんだろう?なんて期待してしまいました。しかし、最後まで出てこなかったところを見ると単に妄想だったようでした。ありゃ?もう一度見たいけど、でも苦いから見たくないような・・・。と、見終わった後は彼女の人生をあれこれ考えてしまいますが、この映画は彼女の人生のあれこれというよりその見せ方みたいなのが面白い映画だったと思いました。
 続きまして少し前にBS-2で吉永小百合の映画が立て続けに放送されていまして、たまたま見かけた「ガラスの中の少女」がとても面白かったので「泥だらけの純情」も見てみました。しかし、「泥だらけの純情」はガラス・・の焼き直し的でつまらなかった。「ガラスの中の少女」は吉永小百合とその後数々の映画で共演をすることとなる相手役の浜田光夫との初共演作だそうで、白黒の作品なのですが、もーう、吉永小百合の美しさ、かわいらしさに圧倒されてしまいました。筋はいたって簡単で、若い二人が恋愛をして、しかし恋愛とも認識しないような恋愛で・・・ここから先はもったいつけてねたばれしませんが、私はこの作品は名作じゃないかな、と思いました。どこにも書かれてないですし、私の映画観なんてぱっとしたものじゃないので自分で不安ですが、この最初の共演の後、たくさんの共演作品が続いたということは成功した作品だったのでしょう。相手役の浜田光夫さんにも若干惚れてしまいました。「泥だらけの純情」では彼等の身分差がちょっとオーバーに強調されてしまって、ガラスの方の同級生だったほのぼのさなんかが全くないままよくわからない恋愛の展開へ。ガラスでは養父のいやらしさ、気持ち悪さが本当にいい味でしたが、こちらではお父さんは存在感なしで、お母さんが悪役として強調されているのも味気ないです。ラストのあっけなさはガラスは見事だなあ、と思ったのですが(小舟の二人の台詞は素晴らしいと思った)、こちらはよくわからないあっけなさでした。というわけで「ガラスの中の少女」はおすすめですが、この映画って販売されているのでしょうか?とにかくキューポラとかを見てもピンとこなかった吉永さんの本当のすごさがわかった映画でした。
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by chatttenoire | 2008-11-06 01:23 | 映画 | Comments(3)