カテゴリ:中華( 58 )

「琅琊榜(ろうやぼう)」

 中国ドラマ「琅琊榜(ろうやぼう)」を見終えました。
 昨年の話題作ということでとても楽しみしていたのですが、そんなにはまることもなく淡々と見ていて、夏江と譽王が離間の計を用いる辺りでちょっとつらくなってきて視聴をストップしていたのですが、録画が全話たまった頃からもりもりと見始め、残り20話ほどを一気見しました。(眼精疲労が甚だしい。)手に汗握る展開でしたが・・・このドラマのことを武俠ドラマだと評するものをいくつか見ましたが、私もそう思います。といっても武俠ドラマで私が見たものは「射鵰英雄伝」と「神鵰剣俠」だけなのだけど、ウィキペディアによる武俠小説の定義とは”武術に長け、義理を重んじる人々を主人公とした小説の総称”で、”勧善懲悪や義理を主題とした作品が多く、武術による闘いの他に、冒険、恋愛、復讐、謎解き、伝奇、史実、喜劇など、様々な要素が1つの作品に盛り込まれている。”もの。奇怪な病や薬、毒などが登場し、貫く主題は復讐、そして一応、勧善懲悪で終わりを迎え・・・このドラマに私が少し物足りなさを覚えたのは、悪辣さが単純で、衝撃的ではあるけれど、人間の業みたいなものがとても単純に描かれており、主人公梅長蘇がともかくいい人に描かれてすぎていること。梅長蘇以上に純真な人物として描かれる靖王・蕭景琰に代表される人間の善なる心にはハッとさせられるシーンも多かったのは確かですが、しかしそれも武俠ドラマ、武俠小説で描かれる内容そのものだったと思います。このドラマで特筆すべきだと思うのは飛流を演じた彼について。もう少し小さくてもだめ、育ってしまってもだめ、という凝縮された少年の時の魅力がこのドラマにしっかり刻みこまれました。あと、戦のシーンのゴージャスさ。雪のシーンの映像の美しさ。中国ドラマは完全に日本のドラマを超越してしまいました。
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by chatttenoire | 2016-05-26 23:15 | 中華 | Comments(0)

日本語訳版「泡沫の夏」明 暁渓 (著)

 ブログ、本当に久しぶりです。この間、私はリアル「ツレがうつになりまして。」を体験しておりました。最初は突然仕事を休みたい、からはじまり、ふんふん、ちょっとぐらい休んだ方がいいよ、みたいな軽い感じに受け止めていたら次第に深刻だとわかり・・・夏頃はぐるぐると変わる症状に思いっきり振り回され、大変なことになっていました。今は少しだけ落ち着いてきたような、そうでもないような、そんな状態で、やっと通常のドラマ視聴生活や、本読み生活が戻ってきたところ。時々、継続して読んでいたブログ廻りはしていて、泡沫の日本語訳が出版されていると知っていたのですが、そんな事情でスルーしていたところが、やっと購入して読み終えました。ちょうど全巻3冊出版されていたからせっかちな私にとっては良かったかも。以下、感想です。
 ドラマ版にどっぷりはまり、その後小説版を読んだ人間からすると、この小説はまるでドラマのノベライズ版と思えるくらい、ドラマは、小説に本当に忠実に作られているのだなあ、と感嘆。小説が素晴らしいというよりドラマがもっともっと素晴らしく思える、読後感想です。そしてこの小説をこんな風にドラマ化しようとしたピーター氏を更に素晴らしく思えました。ドラマが、夏沫の心の動きや主要登場人物たちの関係を丹念に表現しつつ、ある程度視聴者の見方に委ねられる余地を残しており、ミステリアスな雰囲気を生んでいる一方で、小説版では詳細な心理表現がむしろ露骨に思え、面白さを削いでいるように感じました。昔、私が泡沫について色々疑問を持って自問自答をしてきたのですが、小説を読んである程度自分の見方が正しかったことを確認するものの、それほど深く追求するような作りの小説ではないことがわかりました。ドラマの方が色々考えさせられ観念的に作られている。また、小説の男性キャラたちにはリアリティーがないこと。それをドラマでは実在するシャオミンさんの美貌と妖気、ピーター氏の肉体と繊細な演技によって補っているのだということがよーくわかった。ドラマを見ていて、ルオシーと夏沫が恋愛状態にあった時に、キスを頻発するのだけど、まさか彼らはキスだけってことはないよな、と思って見ていたのだけど、小説版でもよもやのキスだけ、というオチ。歐辰が夏沫以外の女子に興味を持たず、童貞か、もしくは童貞のようなものであったことは想像できていたけれど、ルオシーが同じじゃあ興ざめ。もっともっと派手に色々あってほしいけど、ルオシーの下半身事情については、なんとなく今まで浮名を流してきたらしきこと以上はわからず仕舞いです。しかし、読みながら、やっぱりこの小説の夏沫とルオシーの孤児、歐辰の御曹司というキャラクター設定はべたべただとわかっていながらどうしても魅力的な設定だなあ、と。であるからこそ、同じ時に注文した本の中でもいち早くさっさと読み終えてしまっていることであるし。ルオシーと歐辰が拮抗している前半はやはり有無を言わさず面白く、後半は、小説はドラマ以上の歐辰の魅力は表現できておらず、逆にルオシーはドラマより小説がほんの少し面白かったです。
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by chatttenoire | 2014-10-27 22:59 | 中華 | Comments(2)

「宮廷の諍い女」第64話

 甄嬛が悪役らしくなってからやっと面白くなった「宮廷の諍い女」。第64話は圧巻でした。前半のつまらないだらだら続く展開をずっとずっと我慢した甲斐があったー・・・。今日放送のあった第66話、「唯一の妻」の話も良かった。そもそも最初の頃は皇帝の取り合いが、名誉欲、生きていくため、とか色々あるだろうけれども、皇帝が嫌い、という人がいないらしきことをハア??と思っていたのだけど・・・皇帝も年老いました。今や違う男性の子を自分の子と偽られるというショッキングなことが2連ちゃん。心底嫌われているのです。もう一人、無理やり娶られたと心底嫌っている人も登場しているし、若い女子には思いっきり振られました。華妃は色々悪いことをしたけれども、皇帝を男性として心底求めていて(ねっとりして気持ち悪かった)、皇帝もそこはわかっていて、でも彼女を不妊にさせていてそれが可哀そうでだから庇っていたんだな、と、当時の状況を振り返ると現在の皇帝のリバースぶりを鮮やかに浮き立たせます。陛下のような身分ある男性でも老いると・・・というリアリズムが素晴らしい。それにしても甄嬛は悪役らしくしている方がかわいらしいし、美しい。
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by chatttenoire | 2013-09-20 00:30 | 中華 | Comments(0)

宮廷の諍い女第55話

 「宮廷の諍い女」、甄嬛がようやく悪党風味になってきてようやく少し面白くなってきたか・・・という第55話。
 実は、私はねたばれサイトで最後までお話のあらすじを知ってしまっているので、甄嬛が悪党らしくなる日を楽しみにしていたものです。第55話の少し前からお話はかなり展開してきているのですが、やっぱりどうも生ぬるいドラマのままでした。禅寺で修行をしはじめてから身なりが質素になったので、甄嬛演じるスン・リーの美しさがよりよくわかってそれはそれで素晴らしいとは思っていたのですが、話がどうも単純で平面的でつまらない。皇帝は相も変わらずお馬鹿。伏線も後でニヤリとしたり、そうきたかー、というようなものではなく、本当に単純に伏線。これだけ妃嬪がいるのにパワーゲームもどうも単純。しかし、この長い長いドラマ、単純な物語をどんどん高く高く積み上げて、そして・・・というところを狙っているのだとしたら、高く積み上げた結果が表れてくるのは今からのはず。そこだけを楽しみに見続けているのですが、どうなるでしょうか。果郡王が好みだったらもっと面白いのかなあ。果郡王が死んだと言われてあっさり身を翻す甄嬛に、家族のため、とか子供の将来、とか色々理屈をつけられても全く納得できないよ。神鵰侠侶の小龍女のドラマを見てすぐだから。ただ、小龍女と楊過は二人とも家族がいない天涯孤独の身。身軽だから恋愛に一直線でいられる、というのもあるんだろうなあ。一方の甄嬛は長女で、一族がずっしりその肩に乗っているというのはなんとなくわかる。しかし、ずっしり感が少し伝わらない。とりあえず、第55話のラスト、禅寺から皇宮に戻るバッチリ衣裳と悪役風メイクで決めた甄嬛は格好良かった。
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by chatttenoire | 2013-09-04 22:37 | 中華 | Comments(0)

中国ドラマ「神鵰侠侶」

 「神鵰侠侶」を最後まで見ました。
 物語は「射鵰英雄伝」と同じく素っ頓狂で意味不明というか、はぁああ??という展開の連続なんだけど、このドラマはとにかく二人のヒーロー&ヒロインは最後まで美しかった。さすが大陸一美しいと言われる黄暁明、このドラマを見ると納得、です。ただ、彼は演技が少々小っ恥ずかしい。彼は怒っているとセクシーで美しいのですが、笑顔で愛を告げられたりするとくすぐったくなります。個人的に彼の美しいシーンナンバーワンは郭靖を切ろうとして切れなかったシーン、剣を構えたところ、ナンバーツーは郭襄が彼がかぶっていたお面をはずして顔を見せてほしい、と頼んで・・・お面をはずすシーン。郭襄と同じく息をのんでしまう。
 ヒロインの劉亦菲は美しいだけでなくて可憐でかわいらしくって素晴らしかった。相棒がずっと言っていたのですが顔が美しいだけじゃなくて戦う姿、姿勢がとても美しい。最後の方に登場した郭襄も美人でかわいい。彼女の方は現代的なかわいさ。劉亦菲が古典的というわけでは決してないのだけど、対称的なかわいらしさ、美しさでなかなか豪華なドラマです。
 前回書いた感想で書くのを忘れていたのですが、このドラマの最大の悪役、郭芙を演じているのは・・・なーんか見たことがあると思ったら・・・「君には絶対恋してない」のホイファン役の女優さんでした。ホイファン役の女優さんは一体何者なんだろう?と気になっていたのですが、なるほど~です。「神鵰侠侶」を見たら、彼女の顔を見ただけでイライラしてしまいそうなくらい、嫌な女の役です。中華圏では悪役で定着してしまっているのかも、ですね。ホイファンの時には吹き替えだったそうなのですが、このドラマでもどうやら吹き替えのような気がします。確か地声は低い声だったような・・・。このドラマでもキンキンした高い声を出しています。このキンキンした声がまたイライラさせられて、悪役成功、って感じです。
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by chatttenoire | 2013-09-01 01:14 | 中華 | Comments(0)

「宮廷の諍い女」などなど

 「宮廷の諍い女」、見ています。最初はどうしようかと思うくらい味気ない、画面こそ新しいものの内容的には古い中国ドラマかな?と思うドラマだったのですが、ちょっとづつ味が出つつあるかな?今のところヒロインの甄嬛がちょっといい人すぎて、いい人なくせにちゃっかりしていて、面白くない。今後、段々あくどくなっていくのかしら?演じるスン・リーは美人は美人なんだけど(たとえばジャクギと比べるとだんぜん美人)、なんというかセクシュアルな魅力に欠ける方だとつくづく感じた。少し前にチェン・クンの出演映画の「画皮」を見たのだけど、この中でボーイッシュな(?)降魔師を演じていて、そういう系の方が似合っている。上海グランドのスン・リーもものすごくイライラしたものだ。
 ついでにいくつか。「二人の王女」、最後まで見ました。というか半分くらいから見たのだけど。宮廷の諍い女なんかに比べると低予算ドラマに見えるけど、まあまあ面白かった。我も我もと女帝を目指す女性が何人かいたという事実は面白い。このドラマのふばとい様はかわいそう。
 チェン・クン出演映画、「画皮」と「さらば復讐の狼たちよ」を見た。画皮は動画で見たことがあったが、やはり大きいテレビ画面で見るといい。更に劇場の大きな画面で見たかった!チェン・クンが格好いい。「さらば復讐の狼たちよ」はエグイシーンなどがあって、ちょっと胸がむかむかする映画ではあったが、なんというか・・・すごかった。私の語彙ではいいあらわせないので、こちらのページを。解説。”いまや、チャン・イーモウやチェン・カイコーのような巨匠たちが捨て去った中国映画的香辛料を、実力的にはすでに巨匠のチアン・ウェンはたっぷりと効かせている。それは何かというと、政治的状況の風刺といったものであるらしい。  これは外国人にとっては本当に「隠し味」であって、正体がよく分からない。ただ、<第5世代>出現のときにそうだったように、その正体不明の「怪味」は複雑な美味ともなるのだ。詮索せずに味わえばいい。”とのこと。監督はジャン・レノを更に枯らしたような味がある。グォ・ヨウという人はうまい、と思った。あと、「さよならバンクーバー」出演者が3名もこの映画に出演していた!
 「宮廷の諍い女」のつけたし。雍正帝のことを書くのを忘れていた。このドラマの雍正帝は三国志で曹操を演じた役者さんで、ほかの役も見ていたらなんということもないのかもしれないけど、私の中では曹操以外の何物でもないので、なんかものすごく変な気分。曹操も軟弱になったものよのう、という感じ。あと、華妃は・・・「雍正時代」では兄が将軍になって皇帝も少し制御不能状態になってきたため、むしろ人質的に妃にされる話になっていた。(鵜先生とお互い相思相愛だったのにね。)一度もおごることもなかったのに、兄が落ちぶれてからの彼女はものすごくかわいそうだった・・・。兄のドラマチックな人生とあいまって、いろんな想像をかきたてる存在なんでしょうね。
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by chatttenoire | 2013-07-01 22:59 | 中華 | Comments(0)

中国ドラマ「二人の王女」

 知らない間にBSジャパンでジャクギの再放送があったそうで、その後放送が「二人の王女」のよう。私が見始めたのはお話がかなり進行してしまった後のことで、何話か見たもののイマイチ誰が誰だかわかっていない。しかし少女漫画チックで見やすいドラマ。中国ドラマもどんどんそんな感じになってきてエンタメとしてこなれてきた。ただし、男性登場人物がいただけないお顔の人物が多いような・・・。女性は美しい人がわんさか登場するのに。ジャクギの十三皇子が一番の綺麗どころなのか?私は後一歩残念な感じのふばとい様(武ゆうきが本名?”ふばとい”というのは何の名前だろう?)が一番お気に入り。則天武后も名前しか知らなかったし、そんなわけで太平公主は存在自体を全く知らなかったが、検索して史実らしきものを拾って読むのもなかなか興味深い。こんな少女漫画チックな中国ドラマでもラストが中国ドラマらしく締められるか、注目。とりあえず人間関係がサクッと進む辺りは中国ドラマ”らしさ”は守られている。
 おまけ。ジャクギと同時期に放送されたらしい雍正帝時代モノのドラマ3本のうちの最も評判が良さそうだった1本が、ジャクギを輸入した会社と同じ会社が買った模様。社長のブログによれば、「宮廷の諍い女」という題名で準備中の様子で、BSで放送されるのだろうか?楽しみだ。
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by chatttenoire | 2013-05-20 01:03 | 中華 | Comments(2)

ザ・ホスピタル 最後まで見る

 まずはいたって個人的なお話。前回、ザ・ホスピタルの感想を書いた頃は、宮をチェーン状に見ていた頃で、あれこれドラマを見つつも宮漬けの頭でぼんやりとかなりだらだらと毎日を過ごしていたしていた。そんな私を襲った職場の人間関係事件。不穏な空気は漂っていたので知った瞬間キタ!と思ったけども・・・自分を正当化したようにかいつまんで言うと、いじめを受けている人間(2人いたのがこの頃3人に増えた!)をかばっていて、いじめられる側に回った、という感じか?元々いじめられた2人と一緒に個人攻撃を受けた。(人事当局に普段の勤務態度について告げ口された。)まだ召喚を受けておらず、事件は解決していないが・・・当初は攻撃を受けて悔しいと思う自分の気持ちを抑えられなくて苦しかった。わかる人にわかってもらえばいい、解雇されるわけじゃないならそれでいいじゃないか、そんな風に思えず、それはやはり自分を少しでもよく見せたい、見られたい(突き詰めれば出世したい欲望?)、そんな風に思ってしまう自分がショックだった。なぜなら出世のために小さなポイント稼ぎばかりする上司が心底嫌いだったから。でもこの頃の自分は自分自身も少しそんな感じになっていたかも。
 で、長くなりましたがここでホスピタルにつながりますが・・・ホスピタルの世界は本当にエリート中のエリートの世界。こんな私の下世話な下々な世界とは違いすぎてはいますが、きっかけ、つきつめたところの本質は同じだと思うのですね。・・・出世や見栄、権力、権勢、ひいてはお金(その規模がホスピタルではかなりでっかい、ということね。)に取り込まれて、そして敗れたタン部長のシーンでこのドラマが終わった時には思った以上にスゴイドラマだった、とへたり込んでしまった。というかラスト数話は本当に疲れた。これほど重い内容なのに時々ほのぼのした台湾ドラマテイストになるのは、まあ台湾ドラマだから・・・と自分を慰めつつ、まあこのほのぼのがいいこともあるんだろうか、とも思いつつ。
 このドラマの女性は総じて強く、頑な。とても彼女たちにはかなわないな、と思える。これは中華女性の特徴でもあるのかも。相棒は喉を掘ってチャン・チュンニンちゃん演じるグァン・シンの美しさを絶賛し続けていたが、彼女とそしてジェリーさん、この二人のビジュアルの透き通った美しさがこのドラマに大きな華を添えている。そしてジェリーさんの悲しそうな姿が本当になんと悲しそうであることよ。後半の彼の泣きの演技はなかなかどうして良かった。泣いてばっかりで大変だっただろうな。そのほか、チュウ先生はニヒルな感じで良かった。彼とグァン・シンがなんとなく通じ合っているあたりも良かった。原作はお医者さんが書いているらしく、全てにおいてリアリティある人間臭いエピソードに満ちていた。出世争いも今ではもっともっとスマートかもしれないし、今の女性たちは過去の恋愛にもっとさばさばしているかも、というような少しオールドファッションな雰囲気はあるものの、原作にはかなり興味がある。妙な台湾ドラマテイストは原作にはきっとないだろうし、時折登場人物たちが語る詩的?な表現、いかにも小説的な表現に惹かれて、ぜひ原作を読んでみたいと思っている。(しかしアマゾンで検索するともう中古本しかなさそうだ。)
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by chatttenoire | 2013-03-03 21:08 | 中華 | Comments(0)

ザ・ホスピタル

 ジェリーさん主演「ザ・ホスピタル」14話まで見ました・・・・
 今のところ面白い。あちこちに転がっている視聴感想を拾うと、中盤までは面白いが、それ以降は恋愛中心になって面白くない、らしい。確かにこのドラマの病院闘争は面白いからなあ。続きがすごく気になる。医療ものは苦手、と言いながら、これで3本目だということに気がついた。要するに「白い巨塔」的な雰囲気が苦手なのかなあ?見たことないのだけど、出世のために患者は二の次、みたいな。このドラマでもそうなんだけど、なんと総統の娘なんていう立派な地位の方がその地位のために苦しんでいる、ということが描かれている。白い巨塔的なイメージではコネがないような人が苦しむイメージがあるんだけど、真逆、という辺りが新鮮で、私には関係のない世界なので気楽に見ることができる。もう一つの事件も副学長だったか、にコネがあってそんな地位の人に手術をしてもらったばっかりに・・・な、ことに。以上は患者側から見た場合なんだけど、お医者さん側からも、私は病院に勤めてなくて良かったよ、とつくづくこのドラマを見ると思える。命に直結する仕事はたまらない。私の今の仕事だとどんな失敗をしても命までは関係しないはずだから。しかし、こんな深刻な話を描きながら、ザ・台湾ドラマなゆるーい音楽とともにゆるーいエピソードがところどころに挟まれるのは・・・ガク、これが台湾ドラマのダメなところだよ、と思いつつも、あんまり真面目になりすぎると私の嫌いな白い巨塔に近づくのでこれでいいのかも、とも思う。
 こんなごちゃごちゃした感想は置いて・・・結局このドラマはジェリーさんが素敵。これにつきる。いくら医者に見えなくてもいいのだ。ちょっと演技が浮いてるか?と思えてもいいのだ。ただし、このドラマを見ている時に相棒がチャン・チュンニンに吸い込まれて割と一緒に見てしまうため、そして相棒がジェリーさんにチャチャを入れるため、ジェリーさんに集中することができない!
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by chatttenoire | 2013-02-02 23:18 | 中華 | Comments(0)

宮廷女官ジャクギ第33話&中国ドラマと韓国ドラマの比較

 もう書かない、と書いたくせに、もう一度。多分(?)もう本当に最後に宮廷女官ジャクギについて。
 十四皇子が先帝の聖詔を持って紫禁城に現れるシーン、胸がすく心踊るシーンです。・・・なのに、カットで十四皇子が階段を上ってくる部分が大幅カットされていた。残念。カットは致し方ないのですが、特にこのドラマの後半は流れが途切れなく続き、一つ一つ余韻が深かったり、もしくはじわじわ怖い感じが高められるようにできていたりしているので、それを細切れカットされるとどうしても残念なくしゅっとした感じになってしまいます。十四皇子のシーンの直前のルオシーのシーンも紫禁城からの眺望景色が大幅カットでダイナミックさが半減。そんなこんなでBS放送版を最初に見た方には心躍ったかどうかわかりませんが・・・私がぶつぶつ書いていたルオシーと皇帝の非婚状態、この関係が大いに意味を持って効いてくる瞬間です。つまり皇帝と恋愛関係にありますと、皇帝側から言うと恋愛関係が終了したらもうその女性の元へ訪れない、そこで恋愛関係終了です。さようなら、と。しかし冊封された女性の側に自由はありません。そこから立ち去ることはできません。しかしルオシーは冊封されていなかったため、皇帝へ一撃を与えることができました。一撃を受けた皇帝はかわいそうなんだけど、どこか面白くて胸すっきり。皇帝もなんだかんだ言ってこういう暴れ馬が好きなんでしょう。ただ、このドラマ、更にここからもうひとひねり。人間ってそんなものなのねえ、としんみりさせられます。
 私は中国ドラマはまだ10本も見ていない初級者なんですが、中国ドラマを少し見た頃に思ったことは、韓国ドラマはミクロを描き、中国ドラマはマクロを描く、というようなことをぼんやり思いました。ドラマの描き方みたいな根本が両者は違う、と思います。何が、と言うと説明しにくいのですが・・・このドラマを見て更に感じたことは・・・例えば韓国ドラマは、ある人生の決定的瞬間、そこを執拗に取り出し、大切に温め、それを引き摺って生きる人間のある感情を突き詰めていくのがうまい。中国ドラマにも人生の決定的瞬間は確かにあるものの、それだけが人生ではない、生きていく中で起きる一つ一つのできごとが総合的に作用して人生は流れていく。ただ、ドラマで描かれる人生は往々にして(とんでもなく)ダイナミックであるため、大河に流されて生きるちっぽけな自分、それでも大河は流れていく、みたいなところもあるかな?(大河がある国だから?)であるからドラマの中の恋愛の描き方も、違う。韓国ドラマは恋愛が生まれる瞬間を見事に切り取って美しく描くのがうまいかも。片や中国ドラマでは恋愛の流れ、行き着く先に重きを置くかも?あー、これを書いていたら久しぶりに濃厚な韓国ドラマを見たくなってきました。
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by chatttenoire | 2012-12-04 01:28 | 中華 | Comments(4)