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「君を憶えてる」

 韓国ドラマ「君を憶えてる」。3回目視聴後感想です。
 このドラマ、自分はものすごく面白いと思うので、なんでマイナードラマに終わってるんだろう、と考えていたのだけど、私自身、実際に見てみるまで全く見たい気持ちがしていなかったことを思い出した。「マイ・ラブ・パッチ」から私のチャン・ナラのイメージは止まっていて、そういうチャン・ナラが警官??っていうのはおちゃらけているというか、ちゃんとしたドラマな感じがしてこなかった。また、ソ・イングクのイメージも「応答せよ」オンリーだったので、田舎っぽくて朴訥な感じの彼がプロファイラーとか言われても、と、面白い感じが全くしなかった。
 実際、ドラマの冒頭のソ・イングクの演技は少し浮いているというか無理している感が無きにしもあらずであるし、チャン・ナラの警官もかわいいシャツを着て、小さくてガリガリに細くて、そんなわけないだろ、と思ったし、捜査チームもそんな服で捜査するのか?という、?が頭をよぎったのだけど・・・1~2話の子供時代の辛い物語で、あれ、このドラマ、思っていたドラマと違うな、と思った。子供時代のエピソードはもう本当に辛いので3度目の今回は思いっきり飛ばしてしまった。少年時代のヒョンはかわいそうすぎて胸が痛くて見てられない。
 大人のヒョンは・・・ソ・イングクの不思議な顔がこのドラマに本当にマッチしていると思う。悪人(悪人の相)にも見える一瞬もあれば、気持ち悪く見える一瞬もある、一方美しくセクシーに見える一瞬(一瞬じゃなくてしばしば、だけど。)もあり、また幼くかわいく赤ちゃんみたいに見える一瞬(もしくは角度)もある、不思議な顔。左右の目が違うのもとても魅力的。左右の目の色の違う猫のようなアンバランスな魅力がある。感情を抑えた演技が必要なキャラクターで、実際とても抑えて演技をしているけれども、冷徹なキャラクターを演じながらもどこか人間的な温かさを感じさせるところがまた彼の魅力で、それであるから何度も見たくなってしまう。ドラマの売り出しはチャン・ナラとソ・イングクを前面に押し出しているが、イ・ジュニョンというモンスターがこのドラマの軸となっており、そこがこのドラマの売り方の難しいところだったと思う。このモンスターの彼を許すことも理解することもしない、というセリフが繰り返されるが、許しているし理解しているし、通じ合っているドラマで、普通のドラマだったらモンスターはモンスターとして切り捨てる演技、演出で終わってしまうと思うのだけど、セリフ上は彼をモンスターとして扱ってはいるが、道徳上、一本の線上に立たざるを得ないのであろうが、どちらにも取れるそういう演出になっているところがとてもいいと思う。イ・ジュニョンがとても重要なポジションであるから、チャン・ナラ演じるヒロインは、おそらくチャン・ナラでなければ名ばかりヒロインになってしまうところだと思うが、というか、名ばかりヒロインであれば売り方はモンスター対ヒョン、と簡単であったと思うが、そこはさすがのチャン・ナラ、見れば見るほど存在感があり、ありきたりで陳腐なヒロインではない、プラスアルファな魅力を出してくる。であるからまた売り出しが難しいのであって・・・恋愛ドラマではないのだけどもソ・イングクとチャン・ナラとの関係も重要という堂々巡り。
 でも、私の一番このドラマでお気に入りのシーンは、チャン・ナラが捜査中に拉致されて、容疑者の兄のところへモンスター3人(あえてモンスターと呼びましょう)が行って次々に畳みかけるようにプロファイリング(毒舌)するシーン。最初見た時はくすっと笑ってしまった。彼らはやっぱり通じ合っているし、認め合っているし、そういう存在があることが彼らが生きる上で大きく意味があることに違いないのだ。
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 (しかも、彼らが下から見上げる構図であるところがなお面白い。)

 ここまで書いて、このドラマ、よくある韓ドラの4角関係なんだな、と思えてきた。ただし、男2女2の4角関係じゃなくて、男3女1というところが違う、という。そしてヒョンは3人から猛烈にラブコールを寄せられているモテモテの設定。
 

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by chatttenoire | 2017-08-13 01:13 | 韓国ドラマ | Comments(0)
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