韓国あれこれ
2005年 01月 03日
冬ソナにはまる少し前に、”コンテンツ・ビジネス”とやらの研究をやってる知り合いが、なぜそんな勉強が必要かということを説明するのに、韓国を挙げていました。ハリウッド映画は実は政治色が強く、アメリカの思想、アメリカの考えを伝えるために有効的に使われている、この力に韓国は気づいた、と。反して日本は映画やってる、というとあぶない職業のように思われるし、業界の経済的なシステムは無いに等しい。そのシステムを作る研究が必要なのだ、と。それから、アニメーターをやってる友人曰く、ジャパニメーションなんてもう終わる、数年後には中国・韓国に抜かれてしまうよ、と。とにかく環境が物凄く悪い。「千と千尋」が賞をとってからもっと酷くなった、と。
そこまで聞いていても「シュリ」も「猟奇的な彼女」も見てみようとは全く思わなかったのですが、冬ソナを見て一変。映画「ペパーミント・キャンディ」を見て、ほんとのほんとに凄いなあ、と心底ぴっくりしてしまいました。もちろん映画や俳優も凄いのですが、これを見るまで韓国の近代史もほとんど知らなかったのですが、国としての歴史、動きそのものがドラマチックで、その歴史にもはまってしまいました。
さて、この国家が介入して映画やアニメの産業を育てていることに対して、日本であれこれ言われています。日本は確かに国家とは全く無縁の場所でサブカルチャーとかいう世界でも唯一無比の文化を育てているのですが、そしてその内容にはあんま詳しくないのですが、やってる人たち(友人一人しか知らないですが)は現に救いを求めているわけで、しかし、日本の場合お役人たちはそういうものにうとくてやってることはちぐはぐで、というような具合のようなのです。
それに対して、韓国では、私の知ってる限りではほんと鮮やか(日本の韓流ブーム前まで、です。今後はどうなるかわかりませんね。)です。
これが本当にどういうことなのか、憶測とか意地の張り合いみたいなのじゃなくて、ちゃんと研究してほしいのですよね。韓流を茶化したみたいな報道ばっかりで、もちろん自分の好きなものを茶化されるのがつらいのもあるんですが、こんなことやってる場合じゃないんじゃない?と本当に情けなく思うのです。それとも隠し玉でどっかで密かにやってるんでしょうか?
そして・・最近見つけたそういうようなことを掘り下げたような本「アジアンの世紀」というのを買ってみているのですが、まだ読んでいません。
わたしがぺ・ヨンジュンを好きな理由は、誠実で礼儀正しい印象がある一方、ずる賢そうな、計算高い感じがするところが好きです。悪口じゃありません。あと自分の意見があるということ。
chatttenoireさんと好きで、気になるポイントが結構にているのかなと思いました。
ぺ・ヨンジュンと韓流が日本と韓国におよぼした影響について、正当な評価が得られるのはもう少し時間が必要かもしれませんね。
そうなんです。彼の魅力は決して笑顔ではない、と思っているのですが、いつも笑っているところが嫌いだ、と今日言っている人がいて、またかよ~と思いました。・・確かに時間がかかるでしょうね。