「魔王」
2013年 03月 21日
「魔王」は「復活」と同じスタッフが贈る第2弾的ドラマ。どちらも復讐ドラマです。復活では復讐する側を演じたオム・テウンが、「魔王」では復讐される側を演じていますが、なんとなく居心地悪いドラマでした。2回目見てもやっぱりなんとなくオム・テウンが居心地悪い。あと、最初見た時にはシン・ミナ演じるヒロインが気に入らなくて残念なドラマだったのですが、今回、見始めた時にはシン・ミナ、まあまあいいじゃない、と思ったのでした。ところが、現在第11話まで見ていますが・・・やっぱりシン・ミナ、ダメです。清純そうな演技が嘘くさく見えて仕方ない。チュ・ジフンは演技が下手くそなんですが、しかし立っているだけで絵になり、ちょっと悲しそうな顔をしたら悲しそうになり、ちょっと微笑んでも哀しそうになる、この役にはぴったりな配役すぎて、残りの主要キャスト(オム・テウン&シン・ミナ)が逆に浮いてしまっています。
このドラマ、今回見始めた時に、ちょっと前に書きました私の個人的事件がおきまして・・・世の中に正義はないのか・・・と打ちのめされるところまで行きました。しかしできることは全てやろう、と、頭は使う、気を張って気を使う、対決すべき人物とは対決する、色々ありました。お腹周りがすっきりして、いくら痩せたいと思っても全然痩せなくなってきていたのにそれだけは良かったなあと思っていたのだけど、一応、まあ少しは世の中に正義は残っていた、と思えるような決着を見そうかな、というところまで来ました。その間、打ちのめされている時には、逆に次々と復讐に成功(?)するこのドラマは見たくなく、まあまあ正義はあるのかな、と思えると見たくなってきた。復讐ドラマを見るというのは・・・多少自分に余裕がある証拠なんだな、と思った。同時に、自分に正義があると思っていても他人から見ると逆かもしれず、自分がそれと知らず恨まれ復讐を受ける側になったとしたら・・・とても恐ろしく感じました。