どこまで続く~ 泡沫の夏
2012年 05月 04日
話が大きくそれましたが、つまりは予定なしゴールデンウィークなので、ゴールデンウィーク前半でまたもや泡沫の夏を見始め、今日見終わったのでありました。泡沫熱は続く~~・・・。以下、うだうだと感想を書きますー・・・。
このドラマが好きな人は、シャオミンさんとピーターさんのどちらかにはまって見る人が多いと思われますが、私はどちらも好きなので、もう最初から最後まで面白い。このドラマから抜け出せそうもありません。前半戦はシャオミンさんの魅力爆発。彼はルオシーに合っているんだと思う。ネットでうんちくを探していたら、彼はドラマを撮り終えた後(?)ピーターとの不仲説が巻き起こし(?)、ルオシー役を引き受けるんじゃなかった的な発言を繰り広げてたらしいのだけども、確かに後半戦はルオシーはかなりパッとしない。脚本的にも演技的にもオウチェンに完全に押されている。私は脚本として恋に敗れる男なのでどうしようもない部分もあるかとも思うけど、シャオミンさんは後半と前半の演じ分けがほとんどできてない気がする。表情のパターンが限られて一本調子だ。かと言って後半の清々しいルオシーが彼に合っているか、というと、やはり彼は毒々しい魅力が合ってる気がする。一方のオウチェンを演じるピーターさんは、演じる上できっと練りに練ってオウチェンを演じたんじゃないかな、と思う。ピーターさんはこのドラマのプロデューサーらしく、プロデューサーの特権で良く見せたのかもしれないが、彼の演技は、シャーモーへのオウチェンの思いを視線だけで、手の動きだけで、といった細かいものでとても説得力あるものにしていると思う。前半の地味なオウチェンの演技も何度も見返しても、あーこういうことかー、という再発見ができる素晴らしいものだ。何度も見なおすとオウチェンの演技は「高慢と偏見」のコリン・ファースの演技に似ていると思った。ちなみに最初、このドラマはキャンディキャンディのようだと思っていて、つまりルオシーがテリィ、オウチェンはアルバートさんだと思ったのだけども、オウチェンはもっともっと煮えたぎっていることに最初は気がつかなかったのねー。「バリでの出来事」にも少し似ているんだけど、女性が強いところが違う。中華系のドラマはとにかく女性が強い(強情)。追記:たいしたことじゃないけど、思い出したので。シャーモーに近づくことを嫌われるオウチェンは美女と野獣にも少し似ている。オウチェンを演じるにあたって悪役を意識した、という話のを見かけたけれど、悪役だけど悪役じゃなく見える瞬間っていうのがいいのだよね。私も最初は悪役に見えた。
このドラマの原作がものすごーく気になって仕方ないんだけども、如何せん中国語ができない。残念。しかしうんちく探しの中でちらほら見かけたネタを書いてしまうと、オウチェンの父親は某芸能会社社長ではなく、フランス人?(←エー!だけど。)オウチェン母はちゃんと結婚していたらしい?ということは、オウチェンと小チェンは兄弟ではなかったという設定だったとうことか?そうでしょうそうでしょう。この設定はいただけないと思ったのだ。これじゃあ、オウチェンと結ばれるのは最初から予定されていたことになってしまうから。しかも兄弟と結婚というのはちょっといただけない割にスルーされてるし。ほかにもたくさん、あー、なるほどー&!!なんてことだー!ということがわかったのだけども、人の受け売りはよろしくないですね。